67話目 ページ21
【蠱気】名前の由来は蠱毒の中から生き残った最後の一匹を液化させ、その毒素を気体化させたものだ。
頭痛に吐き気、四肢の痺れ、幻覚、吐血、発熱、上げ出したらキリがないだろう。
『祝福』
途端に男たちのうめき声は消え去り、何も聞こえなくなった
苦しい、嫌だ、もう死にたい、殺してくれと願ってしまうが最後だ。【祝福】は範囲にいる者たちにその者にとって1番の祝福を授ける
だから死体の顔は笑顔なのだ。司法解剖をする人からすれば、狂気以外の何者でもないだろう。
身を潜めていた物陰から出て、先程吹っ飛ばした男の元へ向かい、叩き起こす。
『いつまで寝てるつもりだ』
鳩尾を蹴り上げると男は目を覚ました
「ッゲホ、ハァハァー、起こし方って、、もんが、あるでしょう？」
『お前にその権利は無い。誰の指示だ』
馬乗りになって首に手をかけ頭に銃口を突きつけると男は諦めた様に話し始めた
「我々は死穢八斎會の組員じゃない。あの五人組は死穢八斎會で間違いない。元が付くけどね」
『プロヒーロー暗殺計画を企てたのはお前達か』
「えぇ、
我々、公安ですよ」
首を絞める手に力が入る
「グッ、アッ」
『目的は』
「貴方が、あの教師に対してどこまッ、で入れ込んでいるか、を確認する、、ッため」
ニヤっと笑う男を見て銃口を頭に押さえつける
試されている。ここまでしても公安に対して反抗しないか否かを。
計画が早まったんじゃない
『計画が早くなったのでは無く、元々の予定は今日。尚且つあのメールを受信して直ぐに動かないと間に合わない様にしていた。すぐ動けば救えて、動かなければ先生は元々の予定通りに死ぬ。そう言う筋書きだな？』
救えば私の弱点が露見し、救わなければ公安からお咎めを受け、その後良い様にこき使うつもりだったのだろう。
「ご、名答」
関わらないと言ったにも関わらず先生に手を出した。契約上であれば私は家側につく事になっているが、今の状況だと家側につく事ができない。
要するに、家側につくなんて脅し文句は使えなくなったことを良いことに嫌がらせをしてきた訳だ。
良い性格してんなあ、あの女
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補足
Aが家側につけない理由は、家側につけば公安から情報が露見し自分の目的がバレるから。です
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麗葉 - 私ここのヒーロー側嫌いだ、、、主ちゃん幸せになってぇぇ！ (6月8日 21時) (
レス) @page13 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - うわぁ.....気になる (2023年1月14日 1時) (レス) @page13 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹(プロフ) - な、謎が多いですね……煙影ちゃんの過去が全然見えない……続きが気になりますぅ……← めっちゃ面白いです！ 更新待ってます！ (2022年10月28日 21時) (レス) @page12 id: 943a21922c (このIDを非表示/違反報告)
かいと - お、面白いけど…謎が多くてよくわかんない…私の理解力の問題か…？完結のときに謎の解明を頼みます！ (2022年10月23日 8時) (レス) @page12 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
まいむ - うわあああああああおもしろい！続きが気になるうううう (2022年3月18日 21時) (レス) @page2 id: ce81fe4080 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫@96 | 作成日時：2022年2月15日 4時
