【ヒロアカ】2個の個性を持つ少女と爆発系少年［爆豪勝己］ (ページ43)

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番外編《爆豪生誕祭》ページ43

『ヘイかっちゃん！』
爆｢うるせえ。｣

『ちょ、即答やめてよ。』

今日は私のテンションがいつも以上に少し変。うるさいことは自覚してる。

そこは別に重要じゃない。本日の主役は目の前にいる爆豪勝己くん。そう、勝己くん。彼は今日が誕生日なのだ。何気に勝己くんなんて言うのは始めてだったりする。

『プレゼントを差し上げようじゃないか。』

爆｢敬ってんのか上からなのかハッキリしろや。まぁ、ありがとな。｣

普段からは想像出来ない、ふわりと笑をうかべた。

『…！いーえ。』

かっちゃんはプレゼントを開けた。

爆｢ブレスレットか…？｣

『そーだよ。それさ、カスタマイズなんだよね！かっちゃんのコスチュームに合わせて考えたんだけどね…。』

あげたのは緑、オレンジ、黒のやつの所に手榴弾のチャームを付けたもの。チャームも作ってもらった。

『…ジャーン！！実は私も作ったんだよね！』

私のは水色、黒、白そして、雫のチャーム。

『大事してよね！！』

爆｢ったりめぇだろ…！｣

かっちゃんは顔を逸らしてそう言った。耳が真っ赤。

今なら大抵の事は“おー”とかで済ませてくれる気がするから言おうと思う。謎の自信に満ち溢れてる私。

『実はさ、出久にも作ったんだよね。』

爆｢おー…。｣

ほらな！！言ったしょ！？かっちゃんはブレスレットを眺めてる。そんなに嬉しかったのか。そうかそうか。よかったわ！

--後日--

爆｢あ"！！？なんでデクの野郎が付けてんだよ！｣

緑｢わぁぁ！？Aちゃん！僕にくれた時、かっちゃん怒らないって言ってたじゃん！｣

『だってかっちゃん“おー”って言ってたんだもん！ブレスレット眺めながら。』

爆｢あん時は適当に答えたんだよ！！｣

『人の話はちゃんと聞こうね！』

轟｢朝から元気だな。｣