【ヒロアカ】2個の個性を持つ少女と爆発系少年［爆豪勝己］ (ページ37)

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『ん…。』

かっちゃんの服をギュッと掴めば、軽く頭をポンと包み込むようにしてくれる。

私はコレをされると落ち着いてしまう。

……ボール投げは2回ある。出久は何かブツブツ言っていた。

相「見込みゼロ……」

相澤先生は今そう言ったけど、出久が腕を振りかざした時何かを感じた。

『っ……！』

鳥肌がたった。

出久の人差し指だけ、まぁ、光るって言うと少し違うけど、普通じゃないってことは分かる。

緑「今」

『……！！』

出久が投げたボールは凄い威力とともに1回目とは比べものにならないほど遠くへと飛んでいったのだ。

かっちゃんも凄い驚いている。

緑「あの痛み…程じゃない！！」

あの痛みって入試の時かな…。

緑「先生……！まだ……動けます」

相「こいつ……！」

出久………。

『かっこいいじゃん。』

麗「やっとヒーローらしい記録出したよーー」

飯「指が腫れ上がっているぞ。入試の件といい…おかしな個性だ……。」

青「スマートじゃないよね。」

爆「………」

『ねぇ、かっちゃん。個性の発現って遅くて四歳までだよね…。』

爆「ああ。」

かっちゃんは驚きっぱなしでずっと口を開けている。

『！…かっちゃん行っちゃダメ！』

少しの変化に気づき、かっちゃんにそう言ったけど、

爆「どーいうことだ！こらワケを言えデクてめぇ！！」

緑「うわああ！！！」

かっちゃんは掌(てのひら)を爆破させながら、出久のところまで走って行く。

『遅かったか……。』

なんか白く長い布が伸びてきて、かっちゃんを捕まえた。

爆「んぐぇ！！」

『ぶふっ！』

スゲェ声。

爆「ぐっ…んだ、この布固っ…！！」

固いんだ。ギチギチいってんじゃん。ヤダァ。

伸びて来た元をたどると相澤先生。

相「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ“捕縛武器”だ。｣

何言ってんのか分かんない。

相｢ったく、何度も“個性”使わすなよ…。

俺はドライアイなんだ」

(((((“個性”凄いのにもったいない！！)))))

相「時間がもったいない。次、準備しろ。」

かっちゃんの元へ駆け寄る。

爆「っ……」

『かっちゃん、大丈夫？あっち行こ…？』

向こうではお茶子ちゃんが出久に私と似たようなことを言っていた。

かっちゃんは、出久の方を睨んでた。