16話 ページ18
三輪「こいつは二人がかりで確実に始末する」
その発言に遊真のサイドエフェクトが作用した。
遊真「『二人がかり』……？おまえ面白いウソつくね」
その発言に三輪が驚く。その通信を訊いていた古寺は動揺した。
古寺「気づかれた……！？ウソだ、この距離で…！？」
奈良坂「落ち着け章平。奴は一度もこちらを見ていない。探知を受けた反応もない…はったりでカマをかけているだけだ。」
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A「なに？あれ」
迅「あー、戦い？」
A「見ればわかる…バカなの？予測のｱﾋﾞﾘﾃﾞｨの癖に……」
悪寒が走った。
迅との会話？をしていると誰かがｱﾋﾞﾘﾃﾞｨを発動したのがわかった。迅のようなｱﾋﾞﾘﾃﾞｨではない……もっと自分の中を見られるような……そんな感覚だった。
迅「ひどいなー。君もうちょっと女の子らしく喋ったらいいんじゃない？」
A「………相手に自分が油断してると思われないためだ、迅にとやかく言われる筋合いはない」
迅「お、名前……」
A「うるさい……」
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米屋「へぇー………やっぱただもんじゃないなここは一つ全員でじっくり掛かるか」
米屋が一つ上手だった。二人………ではないのは確かだったが人数を言うのではなく「全員」と言うことで遊真の神経を割く。
一呼吸置き、米屋が自身の槍を勢い良く遊真へと突きだす。しかしそれは避けられてしまった。
遊真「不意打ちがミエミエだよ」
しかし米屋は得意気な顔をしている。そしてニヤリと笑い………
「……………と、思うじゃん？」
攻撃は確かに避けた………筈だそう思っていた遊真だったが、ﾊﾟｸｯっと言う音と共に自分の首が裂け多量のトリオンが流れ出す。
遊真『なんだ………？今のは絶対かわしたはず…』
少し動揺している遊真を見ながら米屋は言った。
米屋「浅いな〜いきなり首は狙いすぎたか〜。やっぱ狙うなら足からかな？」
遊真「どういう仕掛けだ………？」
米屋の一手により遊真は手傷を負う。それを見ていた修は「いくら空閑でもA級隊員相手では………」
と、携帯電話を手に取り迅へと連絡を取る。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
迅「はいはいもしもし？こちら実力派エリートどうした？メガネくん」
なんと意地の悪い奴だ。とAは思ったが何も言わずただ三輪、米屋と遊真の戦闘を見ていた。
A「………ふん。」
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作者名：夜月 | 作成日時：2018年12月9日 8時
