少女 (ページ1)

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1話ページ1

AA。女

年齢:16歳。

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この世界では、普通。でもないのかもしれないけ
れど、近界人というもの。ボーダーと言うものがあり、双方が戦争の紛い物のようなことをしている。

そこに16の少女が_______

少し前の事

防衛任務。つまりボーダーが近界人に対しての哨戒を行っていた。

月見「三輪くん。ゲートが開いたわ。」

三輪「了解。」

「三輪」
そう呼ばれた男達が今回の防衛任務にあたっていた。

三輪「現着した。大型近界人の撃破を確認。かなり派手にやってる何処の部隊の仕業だ？」

月見「調べるわ、ちょっと待って。」

オペレーターが確認している少しの間に、

米屋「すっげーバラバラじゃん、こりゃA級の誰かだろー」

少し間を開け三輪が、「だろうな」と、呟く。

月見「....おかしいわね。先着した部隊はいないわ。他の部隊もそこには来てない。私達が一番乗りのはずよ？」

オペレーターの言葉を聞き、三輪の表情が険しくなる。そして自問するようにオペレーターへ疑問を呟く。

三輪「....どういう事だ？じゃあ一体、誰がこれを...？」

一先ず、生まれた疑問を隅にやり、回収班を呼んだ。

三輪「回収班が到着するまで、俺達はこの周囲を警戒しろ。大型近界人を倒した奴がいるかもしれないからな。」

そう言うと米屋は「りょーかい、りょーかい」と軽く返事をした。

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回収班が到着し、ｶﾞﾗｶﾞﾗと音を立てて作業をしていた。すると、回収班の一人が焦った声で「おい！大丈夫か!?しっかりしろ！」と叫んだ。

三輪と米屋もそこへ駆けつける。

米屋「やべぇなこりゃ...」

三輪「っ....」

そう呟く米屋と顔をしかめた三輪の視線の先には少女がいた。ただ、その少女は頭から血を流し、右腕と左脚が完全に折れていた。

かろうじて息はしている。

三輪「月見さん！至急救護班を呼んでくれ‼️」

月見「了解よ、三輪くん。何があったの？」

三輪がオペレーターに大怪我をした少女を見つけたことを説明していた。すると、米屋がその会話を妨げるように口を開いた。

米屋「それじゃー間に合わねーだろ。俺らが担いで運べばはえーんじゃ…」

そう米屋が言うと、間髪いれずに月見が少し声を大きくして「駄目よ！」と言った。なぜだか解らなかったが、その後に月見が言葉を続けた。