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天然 117 ページ8

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全体集会もあることだし、メイクは薄めにして上着に袖を通す










コンコン



『武臣かな。

今行きまーす』


「よォ。」

『早かったね、準備できたよ』


ドアをノックしたのは予想通り武臣だった。



「行くか」

久しぶりに武臣の運転する車に乗り込む。



沈黙が続くけど、今はそれが逆に心地よかった。


「オマエ、本当に真のこと覚えてねえのか。」




あぁ。2人になったのは、この為か。


『……うん。』

「そうか。」



武臣は特にそれ以上踏み込むことはなく、また静かな時間が続いた















『ねぇ、』

「どうした?」



『武臣だったらさ、どうする?』


「どうするって、何がだよ」



『もし、武臣が私と同じ立場になったらどーする?』

「……変なこと聞くな。」


デコピンしてきそうな感じで言ってきた。

『だって、気になっちゃったんだもん。』



「俺は………。
別に、どうも出来ねえだろうな」

『ふぅん』

「闘い方はちゃんと覚えてんだろ?」


『ウン
この前もやったじゃん、大丈夫だったでしょ?』


「あぁ。
オマエと千咒は梵の最終兵器だからな。頼りにしてるぞ」


『ありがと。』















兵器、か…。

たしかに今の私はそうなのかもな。








『もし、私のことを止められる人がいなくなったら武臣はどうする?』

「今日のAは何か変だな。」

『なーんか、こんなこといっぱい考えてるんだ』



「でもまぁ、安心しろ。お前のことが止められる人はいなくなんねえから大丈夫だ」



自信ありげにそんなことを言って口角を上げる武臣

『なにそれ、カッコいーじゃん』









「ホラ、もうすぐ着くぞ。
みんな待たせてるから少しだけ急ぐ。」

『はーい。』



少し駆け足気味に私たちはみんなの所へ急いだ

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ただのオタク☆(プロフ) - あぁぁぁぁぁ!!!!!!待ってましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!ありがとうございますぅぅ!!!!マジおもろい!神! ハッ!(・Д・) すいません取り乱しました…次も楽しみにしてます! (2022年12月21日 8時) (レス) @page43 id: f4bc07de09 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 続き待ってます、 (2022年10月10日 1時) (レス) @page42 id: db16ca0257 (このIDを非表示/違反報告)
421(プロフ) - かしこまりました!(*^^*) (2022年9月8日 16時) (レス) @page42 id: 3223c8ebaf (このIDを非表示/違反報告)
フナ - 神は存在したんですね。続まってます!! (2022年9月6日 5時) (レス) @page41 id: 61050e8604 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 早く記憶戻って欲しいまじで (2022年8月2日 0時) (レス) @page41 id: ac6daa7edc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2022年3月20日 8時

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