過去編�� 7 ページ37
気が付けば抗争は終わって人も掃けていた。
佐野「っ、、や、べ……」
『佐野くんっ！？！？』
とっくに限界を超えていた彼は、私に寄りかかるようにして意識を手放した
『き、救急車！
ねえ佐野くんしっかりして！佐野くん、ねぇ…！！！！』
今牛「落ち着け、Aが落ち着かねえと。
救急車はもう呼んである、後は待つだけだ。
………待つだけ、なんだ。」
『私たちがもしもの時に佐野くんにしてあげられることって、何にもないんだ』
救急車の中へ運ばれていく真一郎を見ながら、彼女はポツリと呟いた。
『なあんか、悔しいね！』
気丈に振舞ってはいるが、傷は深いようにも感じる
今牛「そこは、笑うとこじゃねえだろ。」
『…ぇ、？』
今牛「悔しいだろ……辛いだろ？
そんなに頑張んなくていいんだぞ」
『でも、私はっ！』
今牛「何？お姉ちゃんだから？」
『え、いや…そのっ』
今牛「俺の姉貴でもねえだろ、オマエは。
俺の大事な灰谷Aだ。
悲しかったら泣いていいし、辛かったら俺らに頼ってくれよ。
柄にもなく、クサイことを言っただろうか。
『ま、ちょっ、ワカくん…！！
そんな急に抱き締められたら恥ずかしいっていうか…！』
今牛「え、ヤなの？」
『やじゃない、けど、その…
わ、私たち友達でしょ！？』
今牛「じゃあ、今だけ。
誰も見てねえんだから、少しだけ頼むよ。な？」
『ちょっとだけ、だよ』
今牛「ン」
『凄い、悔しい。
私ね、佐野くんを傷付けたやつを殺そうとしたんだ。
気が付いたら周りがよく見えなくて真っ暗になって、とにかくアイツを殺さなくちゃって思った。』
今牛「あぁ。」
『だけど、佐野くんは限界だったのに私のことを止めようと、来てくれた。』
今牛「だな」
『私、佐野くんのこと絶対に守るって約束したのに、守られてばっか。
私には、きっと彼がいないとダメだ。
こんな時に不謹慎だけどさ、わたし少しね、嬉しかったんだ。佐野くんが来てくれたことを聞いて。』
ちょっと嬉しそうにそう言いながら笑った彼女の顔を見て、改めて自分の敗北を悟った
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ただのオタク☆(プロフ) - あぁぁぁぁぁ！！！！！！待ってましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！！！！！ありがとうございますぅぅ！！！！マジおもろい！神！ ﾊｯ!(・Д・) すいません取り乱しました…次も楽しみにしてます！ (2022年12月21日 8時) (
レス) @page43 id: f4bc07de09 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 続き待ってます、 (2022年10月10日 1時) (レス) @page42 id: db16ca0257 (このIDを非表示/違反報告)
421(プロフ) - かしこまりました!(*^^*) (2022年9月8日 16時) (レス) @page42 id: 3223c8ebaf (このIDを非表示/違反報告)
フナ - 神は存在したんですね。続まってます！！ (2022年9月6日 5時) (レス) @page41 id: 61050e8604 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 早く記憶戻って欲しいまじで (2022年8月2日 0時) (レス) @page41 id: ac6daa7edc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2022年3月20日 8時
