天然 127 ページ18
「ウソだろ?マイキー」
サウスが息をしていなかったのは敵である私達はもちろん、味方さえも驚いていた。
「みんな聞け!!
千咒はサウスに負けてそのサウスはマイキーに負けた!
この抗争はこれで終わりだ!!」
関東卍會の構成員が早く解散しろと声を上げる。
武臣「マイキー!!テメェそれでも人か!?
そこまでやる必要無かっただろ!!」
そう言った声が聞こえのも束の間、マイキーは膝立ちの武臣を蹴り飛ばした。
マイキー「テメェも死ねばいい」
そして、ここでも花垣くんはマイキーを止めに入ろうとする
武臣がやられたとなっては、私も出るしかないけどさ。
散々花垣くんに対して攻撃を続けたマイキーくん。
『マイキーくん、楽しかった?』
花垣「A、…さん?ダメだ…逃げ、て。」
『どう?
サウスを殺して気持ちよかった?
花垣くんの腕を折って、ここまでボロボロにして楽しかった?
武臣のこと傷付けてスッキリした?』
マイキー「……」
『私ともやろうよ』
武臣「ダメだ、お前が適うような相手じゃ…、」
『正直ね、勝てる勝てないはどうでもいいの。
私、これでも結構満身創痍だから。』
武臣と話したいのにそんな隙さえ与えずにこっちに蹴りこんでくるマイキーくん
ヒュッて音が耳の横を駆けぬける
どこに避けてももう次の攻撃があって、もう避けるので精一杯
マイキー「Aが、俺のこと………」
『どうしたの?』
一瞬、何かを呟いたような気がした。
マイキー「オレはもうカラッポなんだよ」
『カラッポなんかじゃない。
マイキーくんにはこんなにたくさん想ってくれる人がいるじゃない?』
マイキー「オマエも、か…?」
動きが止まった。
『私ね、色々思い出せないけどマイキーくんのことはとても大切に思っているよ。』
本当に、マイキーくんのことは大切なんだ。
だからこの想いがキミに届いて欲しい
『マイキーくん、私も、もうカラッポだよ。』
『最愛の人のことが思い出せないんだ。』
言葉にした途端、一気に今まで蓄積されていた疲労が押し寄せてきた。
マイキー「…ハ、?」
『どうして忘れてしまっているのかも分からない。』
あぁ、ダメだ
この話は今するべきでは無かった。
マイキーくんが更に闇に呑まれていく。
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ただのオタク☆(プロフ) - あぁぁぁぁぁ!!!!!!待ってましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!ありがとうございますぅぅ!!!!マジおもろい!神! ハッ!(・Д・) すいません取り乱しました…次も楽しみにしてます! (2022年12月21日 8時) (レス) @page43 id: f4bc07de09 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 続き待ってます、 (2022年10月10日 1時) (レス) @page42 id: db16ca0257 (このIDを非表示/違反報告)
421(プロフ) - かしこまりました!(*^^*) (2022年9月8日 16時) (レス) @page42 id: 3223c8ebaf (このIDを非表示/違反報告)
フナ - 神は存在したんですね。続まってます!! (2022年9月6日 5時) (レス) @page41 id: 61050e8604 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 早く記憶戻って欲しいまじで (2022年8月2日 0時) (レス) @page41 id: ac6daa7edc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2022年3月20日 8時