天然な灰谷の姉 4

天然 110 ページ1

『なに、コレ……。』












あぁ、あの時の私と同じだ。



「もう、カラッポだ…。」
















『大丈夫だよ、まだ君には私がいる。』






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今日は青宗とゴハンに行こうと青宗のやっている店に来てみた。







「こっ、こんばんは！！！」

『初めまして。
キミお名前は？』

「え、？えっと、オレは花垣武道って言いますけど…
俺と会ったことありますよね、？」


『あれ、そうなの？
ごめんね、盛大な兄弟喧嘩をしていたものだから少し記憶が曖昧なの。』

花垣「そ、そうなんですか…」

『花垣くんはどうしてここに来たの？』



10分ほど花垣くんと談笑していると、ドラケンくんがやってきた。

どうやら花垣くんのバイクを直していたらしい。
今日は修理が完了したから報告に来てくれたのだとか。


ドラケン「Aさん、俺とタケミっちはちょっと出ますけど、Aさんはどうしますか？」



『私？
んー。どうしようかな、2人の邪魔しちゃあ悪いし。』










ふと頭によぎる、この前聞いたこと。


ドラケンくんはマイキーくんの右腕だって誰かが言っていた

2人がいたら無傷では帰れないとか、なんとか。




マイキーくんってあの子だよね、私が目が覚めた時に病室にいた子

彼なら知っているかな。







『ドラケンくん、少しだけ時間いいかな。』

ドラケン「良いっすけど、ここでじゃなく？」


『うん、2人で。

キミに聞きたいことがあるんだ。』

ドラケン「分かりました。
タケミっち、ちょっと待ってて」


花垣「分かりました！」




『2人ともごめんね、どうもありがとう。』









隣の部屋で2人きりになる。

柄にもなく、少し緊張しているかも



それに、私はこれから自分の意思でとても大切な話を聞くことになるだろう

















『ドラケンくん。

私は、一体何者だったのかな？』

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