繋げ！②【ハイキュー】 (ページ10)

今日:75 hit、昨日:205 hit、合計:98,770 hit

60 ページ10

『えっと、烏野とは通算……』

芝山「3セット目で、25:17、25:19で勝ち越してます」

『ごめんね、ありがと助かる』

黒尾「ブロック分散されないようにして、あのヘンテコな速攻止めて今日も勝ち越すぞ」

灰羽「今日は俺が日向止めます！！」

夜久「そうだな、あの速攻で点取られんのはしょうがないとして…他は極力コース絞って、後ろで拾う」

海「だな。あの10番を止められるならそれが1番いいけど、10番だけ止めても…だし」

『リエーフ、翔陽止めるのはいいけどブロックおざなりにしちゃダメだからね。いい？』

灰羽「おざなり、ですか？分かりました！！

山本「分かってねえなアレ」

『雑ブロックしたらフライング1周だからね』

孤爪「フ」

灰羽「あ！研磨さん笑わないで下さいよ！！Aさんもヒドイですっ、夜久さんからもなんか言ってくださいよ！！」

半分涙目のリエーフに追い打ちをかけるように、夜久はレシーブ練でもいいぞ！って白い歯を見せて笑う。鬼。

『じゃ、頑張れ！』

「「「おう！」」」

猫又「最近は大分走り回ってるね」

『うーん、でも会場音駒だし3年生なので、頑張らなきゃ』

猫又「大変だったら周りもちゃんと頼るんだよ」

『でも、みんな自分のことあるし…』

直井「悪い狼谷、審判入れる？電話入ったらしくて人足りないっぽい」

『分かりました！あの、行ってきます』

猫又「うん、行っといで〜」

と、色々出来るのは結構楽しいかも。

こうしてちゃんとした審判やるのはいつぶりだろう、部内ゲームなら何度かやったこともあるんだけどね。

『ホイッスル…あったあった。えっと、ちょっとコーチ手が離せないので私代わりに入ります。
烏野サーブから再開で、お願いします。』

ﾋﾟｯ

音駒勢は見慣れた光景かもしれないけれど対外でやったのは初めて、なんだか注目の的になっているような……？

『(相変わらず翔陽はスゴい跳ぶ……なぁ…！？)』

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ！！！

『だ、大丈夫！？』

東峰「うわあああああ！！！」

日向「すみませんっ！ついボールだけ見てて！！！」

ゲームの途中、烏野のエース東峰くんと翔陽が衝突した。

翔陽が飛んだときに感じたあのゾクッとするような雰囲気はきっと気のせいじゃない。翔陽は今、エースへのトスを奪おうとした。それも無意識にだ。

烏養「ちゃんと周り見ろやボケッ！！！！何のための声掛けだ！！！」

影山「ボケ！日向ボケ！！」

怒鳴るコーチと影山くん、頭良さそうなのに彼の語彙力から補習も頷けるのが残念。

でも、烏野は今の接触で大分緊張が走ったろう？