繋げ！②【ハイキュー】 (ページ6)

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清水「えっ、Aちゃんどうしたの！」

マネージャーの部屋に戻ると早速潔子ちゃんと仁花ちゃんからビックリされる。

仁花ちゃん、初めての合宿だって言うのにこんなに情けない先輩の姿を見せてごめんね。潔子ちゃんも。

『うーん、振られたかもしれなくて……あーダメだ言いたくない悩みをバレーに持ち込みたくない！』

白福「重症」

雀田「ちょ、ちょっと待って、振られたって何？告ったってこと！？」

谷地「もしや、私のせいで……！？」

私より皆が驚いてくれたお陰でだんだん正気を取り戻してきた。

『カクカクシカジカありまして……』

白福「あのハーフの子、一旦シめに行くかぁ」

『やめて！？』

清水「照れ隠しだと思う、きっと。」

『気遣いが痛い……』

谷地「とっ！とりあえずっ！あたたたかいお風呂に浸かるのはいかがですかッ！」

『その通りだよ仁花ちゃん、噛んでるけど』

谷地「だ、だって私が袋を余分に持っていけばそんな場面に遭遇すること無く平和に……ﾋｪｪ」

『別にね、私もまだ好き！大好き！みたいな感じではないから、大丈夫だよ。少なくとも仁花ちゃんのせいでは無いしそんなに怯えないで…』

そうそう、リエーフの声が聞こえたところで逃げるとか、思い切り扉を開くなりして聞こえてないふりしてれば良かったし、回避する方法はいくらでもあったもんね。

って待てよ、黒尾にこの話してないよな。

アイツ、シャワー後にそのまま寝床戻って、もしかして。

『いや、終わったかもしれない。』

一旦忘れようかな

とりあえずみんなで銭湯に向かって、お風呂に浸かる。
不思議と今日一日の疲れが流されていくみたいだ、気持ちいい。

と、ゆっくりお風呂に浸かって明日も頑張ろうね！なんて話をしながら売店のいちごミルクを流し込んだ。これが格別に美味しいんだよね。

それでなんだか楽しくなって、とりあえず今いるみんなで写真
を撮ってみたり。仁花ちゃんは初合宿、潔子ちゃんは初遠征らしいので記念にね。

携帯に通知がいくつか溜まってたけど、それは気が付かないふりをしておく。あの人たちも流石にチームに迷惑をかけるような奴らじゃないし、明日はそれとなく過ごしておけばいいだろう。

『(って、思ってたんだけどなあ……)』

今回の合宿は男性入室禁止ゾーンがあるんだけど、その敷地ギリギリのところで朝イチ、佇んでいる人影を見つけた。

『ナンノヨウデスカ』

夜久「ちょっとだけ連れてっていい？」

白福「どうぞごゆっくり〜」

雀田「昨日事前準備たくさんしてもらったし、朝は休んでいいよ」