繋げ！②【ハイキュー】 (ページ24)

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芝山「先輩〜！今の成績、簡単にまとめました！」

『でかした芝山！！！！！』

最終日、梟谷との練習試合が終わって中々勝ち越せないね、なんて話をしていた。

夜久「やっぱり、今んとこここでの最強は梟谷か」

『だね、でもウチもいい感じなんじゃない？』

音駒は通算42勝22敗、全国常連の梟谷に次いで2番手だし、悪くないだろうとは思う。

みんなで紙を囲んで今回の戦績について話していると、烏野と生川の試合が終わったみたいだ。

黒尾「ペナルティをこなす姿に異様な貫禄」

孤爪「前回の遠征も含めて、他の何倍もペナルティやってるからね。俺、絶対無理……」

夜久「おおー！烏野のチビちゃんがめっちゃフライング上手くなってる！」

灰羽「チビちゃんって、夜久さんと日向、そんなに身長変わんないじゃないですか〜！」

それぞれが烏野に対して話していたのだけど、今のリエーフはどう頑張ったところで擁護できない。この子はホントに。

夜久はリエーフに綺麗な回し蹴りをお見舞していた、毎度毎度元気なやつだ。

山本「夜久さんに身長の話はタブーだと言ったのに……バカめ」

そんなチームメイトを見守っていると、後頭部でブチっという音が聞こえた。

『あ、うそ…』

髪を縛っていたゴムが切れてしまったのだ、生憎変えのゴムは持っていない。

夜久「髪伸びたな！」

『そうなの。バレーもするし、結構長くなったから切ろうかと思ってたんだけど……』

夜久「俺、狼谷なら髪長いのも好きだよ」

『は、』

次の試合に向けて準備を進めている中、夜久と並んで話していた。全く心の準備をしていなかったせいもあって、変な声が出てしまう。いや、それだけじゃない。

夜久「顔真っ赤」

『ホントに、そういうのいきなり言わないでよ』

夜久「だって俺が短いのタイプだから〜つって、そんだけの理由で切っちゃうのは勿体ねえじゃん。確かにショートも凄ぇ似合ってて好きだけど、今の長さも好き！」

『もう、止まって！』

夜久「ハハ！面白え！」

『うっさい！！！』

海「仲良いね」

黒尾「まあ、そのうちくっつくんでしょ」

孤爪「あ、あの2人って付き合ってなかったの？」

黒尾「ウン、そういう話は聞いてないけど…まさか秘密にされてる…？」

海「俺も聞いてないし、まだだろうな。」

孤爪「でも確かに、夜久くんなら春高終わるまで待っててって言いそうだよね」

彼らがそんな話をしていたのには気付かず、試合が始まるまでひたすらいじられ文句を言い返して、というのを繰り返した。