繋げ！②【ハイキュー】 (ページ20)

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日向「はよーございます！！！Aさんオレご飯大盛りで！！」

『翔陽は朝から元気だね、おはよう。ご飯大盛りね〜』

日向「Aさんあの！レシーブ教えてください！！！」

『うん、いいよ』

日向「アザーーーーっす！！！！」

何だこの元気、ビックリするぐらいに朝から眩しいんだ、翔陽は。

以前仁花ちゃんが翔陽と話すと直射日光を浴びた気分になる、と教えてくれたのだが、比喩表現にしてもピッタリ過ぎるほどだ。とにかく眩しい。

西谷「翔陽朝から元気だな〜！音駒のマネさん、はよございます！」

『烏野のリベロくん、おはようございます』

ちっちゃい子2人が集まってきた、凄い、可愛い。

西谷「あの、3番さんって名前何て言うんですか！」

『3番さん？夜久のこと？？』

西谷「！！そうです！」

『夜久衛輔だよ、話してなかったの？』

夜久の名前を教えると、彼は嬉しそうに口角を上げた。

というのも、夜久のプレーに惚れ惚れしたのだとか。名前を聞こうにも自主練中は後輩の指導に忙しそうで、自分も自分の練習があるために中々時間が取れなかったらしい。いい子だ。

夜久「何、俺の話してる？」

と、そこに本人がやってきた。まだ眠たいと言いたげな様子でもご飯はたくさん食べるらしい。

『おはよ、夜久。烏野のリベロくんが夜久と話したいって』

西谷「お、おはようございます！！」

夜久「おー、おはよう、どうかしたか？」

西谷「あの、衛輔くんって呼んでも良いですか！！！」

夜久「別に良いけど……名前、西谷夕、だったよな」

西谷「ハイ！」

夜久「じゃあ夕だな！」

『(あ、名前で呼んだ)』

珍しい、とは口に出さない。珍しいことではあるけど。

だってそんなこと言ったら、まるで名前で呼ばれることを私が羨ましがっているような感じがする。それを察されるのは恥ずかしい

西谷くんと夜久は似たようにニコニコしながら並んで席に着いた。ようやく合宿参加者の朝ごはんが終わりそうで、私達も洗い物を始められる。

雀田「A先ご飯行ってきたら？」

『私今お腹減ってないから、後でいいよ』

清水「じゃあ私たち行って来てもいいかな？ね、仁花ちゃん」

谷地「ハイ！」

『うん、いっておいで』

烏野組がご飯を食べに行ったところで、私は空になった大鍋を見つめた。ここにはさっきまで味噌汁がたくさん入っていた。

片方にはまだ残ってるけど、やっぱりたくさんおかわりしてくれるとスグに無くなって有難いな。

炊飯器も、いくつか空いているから今のうちに洗ってしまおう！