繋げ！【ハイキュー】 (ページ4)

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黒尾「何か奢る、コンビニ寄ってこうぜ。」

『じゃあダッツね』

黒尾「夜久、海、割り勘な」

夜久「今回ばかりはな、好きなの選べ！」

『マジ、いーの？』

海「結構待たせちゃったしね」

黒尾の提案に、普段だったら絶対に嫌だと首を横に振るはずの夜久も、そういうことにはあんまり乗らない海も頷いた。

まさか

『マネージャーの話？』

黒尾「ｺｸﾘ」

『ｺｸﾘじゃない。嫌な理由言わなかったっけ？』

夜久「先輩だろ？だったらさ、先輩が抜けてから入部すればいーじゃん」

『え』

海「俺たちもマネージャーがいてくれた方が助かるしさ、どうかな」

『ええっと、海に言われたら断りにくいな…』

黒尾「それどういう事ですか？狼谷サン？？」

『そのままだけど』

3人から貰ったダッツのいちご味を食べながら、ゆる〜く会話をしていた。

私の放った言葉に黒尾が一旦タイムを取り、2年生3人で会議しだした。

研磨「狼谷、サンってバレーボール嫌いなの……ですか？」

『敬語使わなくてもいいよ。
バレーボールはね、多分まだ嫌いじゃあないと思う。』

研磨「まだ嫌いじゃないなら、クロはしつこいと思う…ます」

『そう、かもね』

私と研磨くんだけの会話、散々経験してきました。みたいな顔をしていうのがなんだか少し面白かった。

『持ち帰って、検討させていただきます』

私のその言葉に、夜久と黒尾は分かりやすく顔を明るくした。

良い方向に期待されている。

『あ、でも、断っても恨まないでね』

海「狼谷が本当に嫌なら無理矢理誘ったりはしないから安心して」

『さっすが海、ありがと』

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と、持ち帰って考えていたものの、断るのも頷くのもいまいちピンと来なかった。

研磨くんから聞かれたバレーボールは好きかってこととか、海の言っていた本当に嫌なら無理矢理誘わないってこととか。

『見学、くらいは行ってもいいかな』

明日その旨を黒尾に伝えて、見学ができるようであればお邪魔して、感触を確かめてからもっかい考えるのがベストかな。

狼谷明日、ちょっと時間取れる?

黒尾分かった。
夜久と海も呼ぶ?

狼谷それは任せる。

『よし』

これでいいんだ、そう。勇気出そ。

自分に何度も言い聞かせて今日は眠りについた。

明日はゆっくり行きたいし、今のうちに支度しておこうかな