繋げ！【ハイキュー】 (ページ27)

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「お待たせ〜」

『あ！きたきた！！』

「もう遅いよ雪絵！」

そして今日は梟谷高校マネージャーのかおり、雪絵と共にお出かけ。

『本日はお日柄もよく……』

雀田「ちょいちょいちょい、」

白福「まずどこ行こっか？カラオケとか行っちゃう？」

『特に行きたいとこは無かったんだけど、話をしたかったからカラオケはアリだな。』

雀田「あ！それなら私割引き券持ってるから行こうよ、丁度いいし！」

と、駅近くのカラオケに入ることにした。

部屋に入るなり雪絵は食べ物を頼み出し、私たちはとりあえずドリンクバーを取りに行くことにした。

白福「で話ってなに？気になってたんだ〜」

『あ、うーん。何から話そうかな』

白福「あ、それより木兎と一緒に試合見に行ったってホント？」

質問攻めをしてくる雪絵。彼女もどこか、木兎くんと同じようなものを感じる。

雀田「質問は1個ずつにしなよね、でも私もそれ気になってた。その日の翌日かな、練習のとき凄い気合い入ってて助かったよ〜」

『うん、木兎くんに声かけて貰って実業団の試合見に行ったの。友達と2人で出掛けるの新鮮だったから、私は凄く楽しかったよ』

雀田「A、ウチの子にならない？」

『ハハ、それ木葉くんにも言われた』

白福「木兎の相手大変だったでしょ」

『うん、凄く疲れた。あかーしくん凄いなって』

白福「赤葦はね、スゴすぎるだけ」

雪絵のそんな言葉に、かおりもうんうんと腕を組みながら頷く。

さて、雪絵の頼んだ料理が運ばれてきたしそろそろ本題へ入ろうというところ。

『今日はね、ちょっとの愚痴と相談をしたくて』

雀田「ばっちこい！」

『まず愚痴を少し、これはもう解決したから本当に文句だけだから申し訳ないなと思いながら言うんだけどね、私ちょうど1か月前ぐらいに結構嫌がらせされてて』

白福「へ」

『2人もそういうのあった？』

雀田「まー、無いことは無かったよ。ね」

白福「………あ、あったかも」

遥か昔の記憶を辿っているような顔をしていた、2人からしたらさして重要な事項でもなかったんだろうな。

雀田「こっちは2人だったし、この代はみんな仲が良かったから守ったり守られたりしてたよね。」

白福「木兎を抑えなきゃって方が大変だったもんね」

『知らないうちに教科書無くなったり、ノート破れてたり、借りたジャージなくなったりした？』

「「してない」」

私の言葉に被せるぐらいの即答で2人はこちらを向いた。

『やっぱりあのぐらいやり返して正解だったか』