繋げ！【ハイキュー】 (ページ24)

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『お前だっ！！！』

夜久「……何が？」

『あっ、いや…その、えっと』

いけない、夜久に身長の話は禁句だったっけ。

黒尾「狼谷〜、ちょっと」

『いっ、今行く！』

怪訝な顔をした夜久に一言入れて黒尾の元に向かった、ナイスタイミングだったよってお礼をした。

黒尾「どうやら分かったみたいですね狼谷サン」

『夜久かよ、よりによって……って感じ』

黒尾「え、ちょっと待ってそういう感じなの？」

『んーーー、分かんない。ちょっと今は混乱の方が大きくて』

そういう感じと言ってくるのは多分、私の顔が赤いからだと思う。自分でもビックリするぐらい体温が上がってるんだもん。

ドキドキ、とはちょっと違うかな。

『多分これはっ、あれ、あの……私が髪切った時にアイツがめちゃくちゃタイプって言ったのと同じ感じで……っ！』

黒尾「そんなに慌ててると逆にそういう風に捉えちゃうんスけど〜〜〜」

部活の終わり際、みんなのビブスを洗濯している間に外の水道でドリンクボトルを洗っていた。

海「狼谷、洗い終わったのあればいくつか持っていこうか」

『うん、頼んでいい？あと何本かで終わるから。
えっとね、そっちのカゴの中に入ってるのは洗い終わってる！』

海「了解」

『………なに？』

用は済んだはずなのに中々どこへも行かない海に問いかけた。

海「いや、狼谷が部活前に言ってたこと、分かったんだなって」

『か、海までそれ言うの！！』

海「逆に、今まで何とも思ってなかったんだなあ〜って思ったけど」

『茶化すな』

海「ゴメンゴメン、じゃあボトルは持っていっておくね」

『……ヨロシク』

そうしてまた1人になったところで、そろそろ手も冷たいし終わりたいところ。ボトルの残りは2本。

「お、まだやってる」

『や、夜久……』

今来られると、ちょっと心が持たないっていうか

夜久「あと2つ？手伝う」

『えっ、いいよいいよ。スグ終わるし』

夜久「2人でやったらもっと早く終わんだろー？
元々俺たちもやってた仕事だし、それに今さら気にすんなって」

何も不思議なことなんて無いようにカゴに残ったボトルを2つ手に取り、片方を私に差し出してくる。

2人でやったら2分の1の時間で終わるじゃん？

そう言いながら笑う。

『ありがとね』

「気にすんなって言ったろ」

いやいやいや、それはマズイでしょ。