繋げ！【ハイキュー】 (ページ13)

今日:8 hit、昨日:280 hit、合計:224,172 hit

13 ページ13

黒尾「あ、狼谷。昨日の、体大丈夫か？」

孤爪「ぇ」

『言い方と雰囲気に語弊がある』

翌朝、朝ごはんを作り終えてみんなを起こしに行く途中で寝起きの黒尾、研磨くんと遭遇した。

『昨日ね、黒尾、夜久、虎と梟谷の木兎くん、木葉くんと3対3やったんだ。見て、アザできちゃった』

孤爪「……うわぁ」

ここまで露骨に嫌そうな顔をした研磨くんは久しぶりに見たかも。面白いぐらいに眉をひそめていた。

黒尾「虎のクロスを綺麗なAパスで返したからこうなっちまったのよ。俺じゃナイ」

『あの後はジャンプサーブ、全部木兎くんと木葉くんが拾ってくれたもんね』

昨日の自主練を思い出しながら食堂への道を歩いていると、ちょうどいいタイミングで木兎くんと木葉くん、そしてかおりと雪絵が階段から降りてきた。

木兎「おー！狼谷！！体大丈夫だったか？」

黒尾「やっぱりそうやって聞くよな？」

木葉「言い方だろ、狼谷さん腕何ともない？」

『アザで済んだし、大丈夫』

白福「もう、Aのことイジメちゃダメだからね。」

『いやだから、』

雀田「そうだよ？赤葦にバレたら怒られんの木兎たちだからね」

木兎「ゆきっぺ呼び捨て！？なんか仲良さそうでいいなぁ、俺も名前で呼んでいー？」

雀田「それなら、私も呼び捨てだよ。ね、A？」

『うん』

いいでしょ、とでもいうように私の肩に手を置いて笑うかおり。可愛い。

『名前で呼ぶのも、別にいいよ』

木兎「じゃーまた自主練見ててな！」

『えと、気が向いたら…』

白福「今日のお昼は、たくさんお米炊くって！」

『え、そうなの？大変そう……』

雀田「でも今日からはゲームも見れるし、Aにとっては楽しいんじゃない？」

『……そう、かも。』

黒尾「じゃあ今日も頑張りますか」

孤爪「頑張れ」

『何言ってんの、研磨くんも頑張りなさい』

マネージャーとして見る２回目の対外試合。
戸美との試合は双方のプレイヤーたちの補助だとか色々走り回っててちゃんとゲームを見れなかったから、今回はようやく座って見られる。あぁ、凄く楽しみだ。

『1試合目は生川高校とのゲームです。
相性のいい相手ではあるけど、簡単に勝ち越せる相手でもないからね』

夜久「サーブレシーブ気合い入れてくぞ！」

黒尾「それじゃあ、アレやるぞ！」

俺たちは血液だ、っていう不思議な呪文。
黒尾や夜久たちは気に入ってるみたいだけど、脳って言われてる研磨くんは嫌いそう。嫌だなって表情満載で虎に引きずられて行った。