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『いい子たちだった』
炎司「アイツらは、きっと皆立派なヒーローになるだろう」
『はは、おじさんみたいなこと言ってる』
炎司「もう良い年齢だしな」
『それ私にも刺さるから止めて』
公表していないとは言え私たちは同い年、不思議とその話になると心の隅がズキリとする。
「あ！エンデヴァーさんにAサンじゃないすか！逢い引き？」
『げ、ホークス』
炎司「逢い引きではない。」
『断じて違います』
雄英から私の家まで歩いていると、空からホークスが声をかけてきた。
ホークスは私たちの関係を知っている訳だし、あまりこういう場面を見られたくない。エンデヴァーの為にもだ。
エンデヴァー「何の用だホークス」
ホークス「いやぁ、空飛んでたら見つけたんで声掛けただけです」
『あ、ホークスは1-Aのこたちのこと知ってる？』
ホークス「はい、知ってますよ」
『今日訓練付き合ってもらったんだけどね、凄い強かったの。
あの、緑谷轟爆豪は強さも知っていたんだけれど、飛ぶ子が特に凄くて』
ホークス「ツクヨミですか？」
『あの子ツクヨミっていうの？』
ホークス「鳥頭の子でしたか？」
『でした！』
ホークス「その子は俺がインターンで面倒見たんです、良いでしょうツクヨミ。俺のイチオシです」
ホークスがそこまで言うのは珍しいな、とエンデヴァーが驚いていた。
ホークス「次の会議は3日後だそうです、またあの場所で」
『あの場所……あ、了解』
空を飛んでいたら見かけた、とは言うものの実際にはそのことを伝えるべく私たちを探していたようだ。
軽くお礼を言ってから家の近くまで来たから私たちは別方向へと分かれた。
『ふぅ〜、つっかれた……』
帰宅するなり配信をする部屋に入り、いい感じにカメラを設置してからいつものように配信を始めた。
いつもは動画を撮ったあとに編集して投稿をするのだけど、最近は生配信が多くなっている。
『お、もう見に来てくださって』
配信を開始すると、すぐに数字が増えていった。久しぶりの配信だということもあって、待ってました！なんてコメントが溢れて次々に流れて行った。
『今日は、何の話をしようか。明るい話がいいな〜』
『お、質問コーナー？いいよいいよ！NGは少なめです！』
視聴者のコメント、今日は流れるのが早いが目で追えないことは無いみたいだ。質問に答えていくとしようか
『一つ目、エンデヴァーのグッズどれぐらい持ってますかって、一番最初からそれ！？いいの〜？』
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作者名：HAL | 作成日時：2023年12月29日 7時
