アナタは太陽【ヒロアカ】 (ページ28)

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『こんにちは、お久しぶりです根津校長先生』

「校長、雄英バリアについて詳しく知りたいと。」

根津「君たちが来るのは分かっていたのさ！説明するから座りたまえ、お茶飲むかい？」

久しぶりに会った校長は相変わらず明るくて、美味しいお茶を振舞ってくれる。

『……なるほど、それなら私たちは学生の手が足りないブロックのフォローに入ればいいですか？』

根津「君にはぜひ任せたいブロックがあるのさ、引き受けてくれるかい？」

『ええ、構いませんけど……』

改良された雄英バリアは想像よりも壮大なスケールで、これなら安心できると感じてしまった。そう思うに値する説明やシステム、私は有事の際にしか出番は無さそうだ。

根津「それじゃあ雄英バリアの話はこれぐらいにして、君たちは久しぶりに校舎内を見ていくと良いのさ！」

『ありがとうございました！
ではまた、お会いすることもあると思いますが、お体に気をつけましょう、お互い！』

そして私はエンデヴァーの後ろをついて行き、次に寮の方へ向かうことになった。

『うわ、大きいねぇ……』

炎司「だな、学生たちは恐らく近くの広場で圧縮訓練をしているはずだ。行ってみるか。」

『うん』

近付いて行くにつれて、段々と大きくなる音に確かにここに学生がいるのだろうと分かった。

炎司「イレイザー！」

エンデヴァーが担任を見つけて呼び付ける、そんな大きな声や雰囲気で訓練をしていた学生たちも動きを止めるわけで……

「うおおおおいエンデヴァーの後ろにいるのアイドルの水野Aじゃねえか！？」

「うっそマジかよ！！！」

「えっ！ホンモノ！？！」

「サイン！サインくださーーーい！」

途端に騒がしくなってしまった。

『あ、緑谷くん、轟くん、あとは爆豪くん！』

3人は会ったこともあるし、数十人知らない子たちで怖かったところ知ってる子を見つけて安堵した。

緑谷「水野さん、今日はどうして雄英に？」

『実はね、私ここの守備をすることになりそうだから雄英バリアについて聞きに来たの』

焦凍「守備って、前線には出ないってことですか？」

『そーだよ』

爆豪「おい、特訓付き合えや」

『コラ敬語』

炎司「あまり無理はしないようにしろよ」

『え、うん、分かってるよ。ていうかエンデヴァーも訓練やったげたら？』

炎司「それもそうだな」

『よぉし、何対何にしよっか！
全員は無理だから、自信ないけど多くても10人ぐらいにしてね！』