アナタは太陽【ヒロアカ】 (ページ24)

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結論からいうと炎司くんは二つ返事で私の申し出を受け入れてくれた。というのも、トップ3でチームアップを組んでいるからそれに加われば良いのだという話、果たして良いのか。

「〜〜だ、これから頼むぞ」

『宜しくお願いします、水野Aです』

早速、エンデヴァー事務所へと連れてこられた。
そこには彼のサイドキックである数多くのプロヒーローに混じって、ひよっこ達がいることに気がついた

あぁ、あの子たちは知っている。

イレイザーの言っていた子じゃないといいな、なんて思ったりもしたけどそういうのは当たるものだ。

なんたって緑色の髪色をしたそばかす少年は、私を見るやあたふたし始めた

「あ、ああ……あのっ！！ファンです！！！」

『う、うん。どうもありがとう。』

「ほら轟くんも、いいの？」

『轟くん？……あ、君がエンデヴァーのご子息の』

「俺はいいよ、迷惑だろ」

『子どもはね、大人に迷惑ぐらいかけていいんだよ？
轟焦凍くん、だったよね。確か。もしかして君も私のファンなのかな〜？』

「あ！名前はみどりやいずくでお願いします！
色の緑に谷、出入口の出るに、久しいです！」

『は〜い了解！』

「わぁあああ、嬉しいなあ！大切にします！！」

そうして嬉しそうにサインを書いたTシャツを抱える姿がどうしようも無く愛しく思えた。

たしかに、私も無難に結婚して無難に子供を産んでいたらこのぐらいの年齢になってておかしくもないもんね

『轟焦凍くん？』

「あ、はい。すみません、じゃあここにサインもらってもいいですか？」

『モチロン！』

また、貼り付けた笑顔だった。

彼自身が悪いことなんて何も無い、本当に、彼にこのモヤモヤをぶつけるのは間違っているのは私も理解している。

『しょーと、くん…へ、はい！どうぞ！』

キラキラした目で大事そうにサインを書いた色紙を見つめていた。まあ、いい気分だ。

『そこの君は？名前なんて言うの？』

「俺ァ、アンタのサインなんざ要らねえ」

『あらそ、分かった！でも自己紹介はしてほしいな？
せっかくエンデヴァー事務所に集ったのだからさ』

「大・爆・殺・神ダイナマイトだ！」

『……ほう』

緑谷「す、すみません！！！かっちゃん悪いよそんな自己紹介は！！
水野さん、彼はかっちゃん…爆豪勝己って言います！
僕とかっちゃんと轟くんは雄英高校の1年で、同じクラスなんです！」

『分かりやすい説明をどうも！
先ほども自己紹介したけれど、水野A。最終決戦で私にも出番があるようなので稽古をつけてもらいに来ました！』

改めて自己紹介をすると、その内容に事務所がざわついた。