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「敦、貴方はAと妻とし、病める時も健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛を誓い妻を想い、妻のみに寄り添うことを神聖な婚約の元に誓いますか？」
「はい、誓います」
「A貴方は敦を夫とし、病める時も健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛を誓い夫を想い、夫のみに寄り添うことを神聖な婚約の元に誓いますか？」
『誓います』
「それでは、誓いのキスを。」
くぐもった視界が、彼の手によってベールが上げられたことでクリアになる。
千堂「泣くの早えよ」
『……だって。』
千堂「愛してるよ、世界で一番。」
そんな嘘みたいな言葉に零れる涙を拭い、彼は私の唇にキスを落とした。
招待した人の中には茶化す人(特に千冬と山岸とマコト)もいて、何だか照れくさくなってしまった。
日向「A、おめでとう！」
『うん、ありがと日向』
まるで夢のような時間で、逆に落ち着いた返事になってしまう。
私もてっきり、自分より日向と武道の方が先に結婚するんだと思っていたことを伝えると彼女はもう少しだよ！と嬉しそうに笑った。
『もう少し？』
日向「うん、あと2年」
『結構先だね？』
日向「あと2年であの頃のタケミチくんとね、会えるの。」
『そなんだ』
「おーい、新婦早く来いよ！みんなで写真撮ろうぜ！」
『はぁい！日向行こ！』
日向「うん、行こっか！」
「それじゃあ撮りますよ、お顔はこちらに！！」
カメラマンのそんな掛け声に、私たちを真ん中にしてみんながぎゅうぎゅうに集まってくる。
『(まるで夢みたいな時間、とってもとっても素敵で、幸せなのに、何か大事なものが欠けているような、そんな……)』
千堂「A、どうした、体調悪い？」
『ん？いや、そんなことないけど、何か変だった？』
千堂「何となく、ぼーっとしてるかなって。」
『そっか。
……でもあたしはだいじょぶ！気にしないで』
そうやって心配をかけないように笑った、彼も納得したのか、そのまま仲良しグループの輪の中へ戻って行った。
私はと言うと、そんな楽しそうな彼らを見ながらまたぼんやりと考えごとをしていたのだ。
『(また、あの時と同じだ………)』
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晴(プロフ) - ぼほほさん» たくさんのコメントありがとうございます〜！！あっくんはきっと一途で真っ直ぐな男の子なのでこんな結末になってごめんの気持ちですがそう言って貰えて嬉しいです！！！！ありがとうございます！！！！！！！ (11月15日 22時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - （続きです）文章の間隔とかが私的に読みやすい間隔でぐんぐん読めました！これからも頑張ってください！ (11月15日 15時) (レス) id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - はじめまして！今まで陰ながら応援していました。『実らない恋』お疲れ様です。最高でした…。敦くんとの夢小説は初めて読みましたが、ハマってしまいました………HALさんの一途な敦くん完全に惚れました😭（長くて入らないので次行きます） (11月15日 15時) (レス) @page49 id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年10月17日 4時
