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蘭「俺さぁ、Aちゃんのことずうっとずっと欲しかったのに、ある時を境に一気に興味が無くなっちまったんだよね。
何年前だったかな、もう忘れたけど。
そして今梵天の人間になってから、街を歩いている時にあの子を見かけた。」

"「……は、?」"

蘭「不思議だよなぁ……それまで冷めてて興味も無かったはずなのに、あの子の育った姿を一目見ただけで目が離せなくなった。
なぁ、どうしてだと思う?」

"「…知るかよ。」"

蘭「指輪してたからだよ、病院からお前と2人でニコニコしながら出てきたからだ。
もう、俺はその時に決めた、絶対に手に入れよう…と。」

"「だとしてもッ、こんなことする意味が、分かんねえよ……」"


痛いはずなのに、辛いはずなのにまだその瞳には"反抗の意思"が宿っていた。

こんなこと、が意味することを想像しては涙が次々と溢れてくる。


"「だって、おかしいだろオマエらっ……!!

俺が橘の事を殺せば、もうAにも、Aのお腹ン中にいる子どもにも手は出さないって言ってたじゃんか…!!!」"


『え……?』

そんな敦の言葉に、耳を疑った。敦が日向のことを殺害したんだ。

それは蘭さんたちの命令で、彼らの手引きがあって証拠や何もかもを隠滅したのも彼らだ。


『ウソだ…』

竜胆「残念だが、嘘じゃあねえな。」

この目で見てたから、と悪い顔をして笑う竜胆さん。
人生で、いちばんのどん底って言っても遜色ないほどの事実が落とされた。どうして私の人生はこんなことばっかりなんだろう。

『全部、私のせい……?』

ポロポロ流れている涙を拭うことすら許されなくて。

竜胆「まだ続くから最後まで見てろよ」



"「結局、俺がしたことは全部……Aが悲しがることばっかだ。」"

蘭「あぁ、そうだな。
けどそれもしょうがない事だろ、お前は弱いんだから。」

"「そうだ、その通りだよ……」"


段々顔から血の気が無くなっていくように見えた。
画質が粗いせいで中々どうなっているのかもわからないけど、命に関わる状況だったはずだ。

"「………殺せよ、灰谷。」"



『……やだ、いやだあっくん!』

竜胆「あんま動くなよ、Aちゃん」


"「は、はは……オレは何やってんだろうなぁ……何も変わってねえ。
キヨマサのことを殺そうとした時もAに守られて、一番大切に思っていたつもりなのに、芭琉覇羅に囲われて。

俺は、一番傍にいれたハズなのに守れなかった……」"

蘭「言い残すことは?」

"「そうだなぁ……アイツはこういうのが苦手だから、あんまり見せたくねえかな。」"

蘭「それは無理なお願いだな。」





"「それとあと、もうひとつ。」"

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(プロフ) - ぼほほさん» たくさんのコメントありがとうございます〜!!あっくんはきっと一途で真っ直ぐな男の子なのでこんな結末になってごめんの気持ちですがそう言って貰えて嬉しいです!!!!ありがとうございます!!!!!!! (11月15日 22時) (レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - (続きです)文章の間隔とかが私的に読みやすい間隔でぐんぐん読めました!これからも頑張ってください! (11月15日 15時) (レス) id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - はじめまして!今まで陰ながら応援していました。『実らない恋』お疲れ様です。最高でした…。敦くんとの夢小説は初めて読みましたが、ハマってしまいました………HALさんの一途な敦くん完全に惚れました😭(長くて入らないので次行きます) (11月15日 15時) (レス) @page49 id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2023年10月17日 4時

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