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『み、ないで………』
なんでもするなんて、言うんじゃなかった。
着ていたのは、ワンピースタイプの喪服だった。
流れるような手つきで腕には手錠が掛けられ、背中のファスナーが落ちる音がする。
千堂「やめてくれ……も、もうやめてください……お願いします。」
蘭「やめるかよンな楽しいもんを。」
竜胆「兄貴の趣味は理解できねえけどさ、確かにこの子は昔からおいしそうだったよな」
蘭「は？」
『あ、の……なんで、こんなこと』
蘭「それ知ってどうすの？」
『え、どうって…』
蘭「知ったら喜んで股開いてくれる訳？」
『そんな訳っ！』
やっぱり、この人たちと分かり合えることなんて無いんだ。
竜胆「声聞けねえのはアレだけど、舌噛まれても困るし布詰めっか。」
『は、何……ぁ、やっ！？』
舌を噛み切って自害が出来ないように、と布を口の中へと詰め込んでくる。生理的に溢れてくる涙に情けない嗚咽がもれる。
千堂「お願いします、Aは今…妊娠してるんです。
前も事故で流産してて…うつ伏せの体制は身体に悪いんです……」
蘭「態とだけど」
千堂「な、んで……」
蘭「あれ、言わなかったか？
一回目を流産させたのも俺が手回したからだけど」
サァっと、本当にそんな感じで血の気が引いていくのを感じていた。けれど逆に納得のいったことだっていくつかあって、だからあの時…とも思ってしまった。
竜胆「Aどこが好きなの」
蘭「奥のとこ、腹圧迫すると凄え締まる」
『…ぅ、や、やぇてッ』
必死に拒否したくても、言葉も満足に紡げなくて涙で視界はぼやけ、ただただ絶望を文字通り身体で感じなくてはいけなかった。
蘭さんに顔面を掴まれて、竜胆さんに頬を掴まれて無理やり顔を合わせるようにしている敦と私。
もうこんな想いはしたくない、そんなことすら考えられなくなってしまうぐらいに頭がぐちゃぐちゃとこんがらがっていた。
蘭さんや竜胆さんの考えていることがまるで分からなくて、どうしてこんなことをされているのかも理解できなくて、ボロボロの敦を見ながら泣くことしかできない私の無力さに、死にたくなった。
千堂「ごめん、ごめんな……Aっ」
『(謝るのは、私の方なのに…)』
きっと敦も、私と結ばれなければこんな酷い時間を過ごすことなんて無かった。
私があのとき告白を断っていれば、あのとき蘭さんに不用意に着いていかなければ、もし私が、佐野くんたちと出会っていなければ。
きっと、こんな悲しいことにはならなかったのに。
それから、突然眠気が襲ってきて気付かぬ間に私達は意識を手放した
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晴(プロフ) - ぼほほさん» たくさんのコメントありがとうございます〜！！あっくんはきっと一途で真っ直ぐな男の子なのでこんな結末になってごめんの気持ちですがそう言って貰えて嬉しいです！！！！ありがとうございます！！！！！！！ (11月15日 22時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - （続きです）文章の間隔とかが私的に読みやすい間隔でぐんぐん読めました！これからも頑張ってください！ (11月15日 15時) (レス) id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - はじめまして！今まで陰ながら応援していました。『実らない恋』お疲れ様です。最高でした…。敦くんとの夢小説は初めて読みましたが、ハマってしまいました………HALさんの一途な敦くん完全に惚れました😭（長くて入らないので次行きます） (11月15日 15時) (レス) @page49 id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年10月17日 4時
