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故 橘日向 葬儀場________
いつも敦と鏡越しに目が合うドレッサー、今日は彼と目が合うことは無い。
なんとか真珠のネックレスとピアスを付けて、喪服を着て家から出た。
『ごめん……待ったよね』
松野「気にすんな。ほら、乗って」
『ん、』
本当に、もう動けなくなるかと思った。
今日の葬儀も、出れるわけが無いと思っていた。
しかしそんな私を連れ出したのは、十何年も前から関わりのある千冬だった。
敦のように、優しく言葉をかけてくれる訳じゃなかった。
松野「ヒナちゃん、相棒と会えたかな」
『うん、絶対会えたよ』
松野「さっすが、親友は違ぇな」
千冬の運転する車に乗りながら、他愛もない話をした。
車には私の他に一虎くんも乗っていて、私は少し緊張してしていた。
羽宮「ヒナちゃんも、もしかして……」
松野「一虎くん、今はその話しないで。」
『……？』
以前……武道の葬式のときも見たような辛そうな一虎くんの顔、そしてポツリとこぼれだしたその言葉を聞き逃さなかった。
松野「つかA、体調大丈夫？今何ヶ月だっけ」
『……それは大丈夫。具合が悪いのは、別の理由』
松野「……だよな、ワリ」
『ううん、千冬が謝ることじゃない』
日向の弟は、直人くんというらしい。
その時に初めて聞かされた武道が"タイムリープ"を繰り返していたこと。
東卍の関係者は結構みんな知っていたらしいけれど、それを知らされた時の私は東卍を裏切っていたから、今まで知らなかったのだ。
あのときの日向の言葉に、ようやく納得がいった。
"「あのときのタケミチくんとね、会えるの。」"
直人「Aさん、千堂敦が行方不明なんですよね。このあとお時間ありませんか？
みんなも交えて話したいことが、」
松野「え、俺らも？」
直人「と言うよりも、羽宮くんがいてくれると助かります。」
『私はいいよ』
松野「Aも一虎くんも呼ぶなら、俺も首突っ込ませて貰う。
相棒やヒナちゃんの死の真相とか、あっくんの行方不明になった理由にいくつか心当たりがあるんだろ？」
真っ直ぐと、貫きそうな瞳で直人くんのことを見る千冬。
これが10年前だったらきっと彼は殴りかかっていただろう
松野「Aは来た時と同じように俺の車乗って、話す場所は家で良いよな？」
直人「はい、それで。」
直人くんは葬儀の終わったあとにまたいくつかやることがあるみたい。
彼は別に自分の車で来ているようだから、後ほど合流しようと言うことになった。
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晴(プロフ) - ぼほほさん» たくさんのコメントありがとうございます〜！！あっくんはきっと一途で真っ直ぐな男の子なのでこんな結末になってごめんの気持ちですがそう言って貰えて嬉しいです！！！！ありがとうございます！！！！！！！ (11月15日 22時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - （続きです）文章の間隔とかが私的に読みやすい間隔でぐんぐん読めました！これからも頑張ってください！ (11月15日 15時) (レス) id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - はじめまして！今まで陰ながら応援していました。『実らない恋』お疲れ様です。最高でした…。敦くんとの夢小説は初めて読みましたが、ハマってしまいました………HALさんの一途な敦くん完全に惚れました😭（長くて入らないので次行きます） (11月15日 15時) (レス) @page49 id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年10月17日 4時
