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『……今、何時だろう』
窓から差し込んでくる日はもうどこにもなくて、外は真っ暗。
夜だってことは分かった。
疲れが溜まっていたせいでだいぶ眠ってしまっていたようだ。
いつもだったらこんな暗い時間に電気がついてない、なんてことは無い。
電気がつかない日は大体どちらかが残業をして、それの迎えか外で夕食を取っている時だけなのだ。
『敦から、連絡もないか』
いつもだったらありえないことだった、けど、先週あんなことがあったばかり。
もしかしたら外せない用事が入っちゃったのかもしれないし、ただ携帯を触れないまま残業に追われてるのかもしれない。
もう少し待ってみて、まだ連絡が帰ってこなかったら電話を掛けてみることにした。
『あれ、テレビつかない』
さっきまでぐっすりもいいとこで気が付かなかったけど、どうやら外は豪雨だ。いや、雷雨か？
『もしかして、アンテナ倒れちゃったのかなぁ……』
そうなったら面倒なんだよな、いつもは彼に頼んでいるけどこんな天候では今日はテレビを諦めるしかない。
部屋の明かりを付けて、次は晩御飯の用意をする。
敦から連絡が来る気配はなく、とりあえず彼が帰ってくる前に私がもう一度寝ても大丈夫なようにパスタを茹でる。
パスタソースはいくつか残っているのを見つけたから、そう一報入れておけばいっか。
『……ひとりだと、やっぱさみしいなぁ』
会いたい、そう零すともっと意識してしまってさみしい気持ちがどんどん募っていくような気がしていた。
そこにタイミング良く掛かってきた、千冬からの電話。
何かと思って麺を茹でる為のお湯を準備しながら電話に出た。
『どうかした？』
松野「あっくんと連絡取りたいんだけど、今一緒にいる？」
『ううん、まだ帰ってきてないの。』
松野「……そ、そっか。分かった。」
ほんの一瞬だったけど僅かな違和感があった。
『何かあった？』
松野「いや、何でもねえ。大丈夫だ。
もしあっくん帰ってきたら俺ん所連絡するように伝えてもらえる？」
『うん、分かった。』
松野「じゃあ、それだけ。
Aも具合大丈夫か？あっくん居ないってことは今1人なんだろ？」
『今は大丈夫、だからもし大丈夫じゃなくなったら連絡すんね』
松野「そしたら俺はAから連絡来ないように祈るべきなのか。」
笑いながらそうやって言う千冬のわざとらしさが気になってしまって、私は電話を切ったあとも頭を巡らせていた。
『(そういえば武道が敦の店に来たって言ってた日、変な話してたような……)』
私は、とある日の彼の様子を思い出していた。
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晴(プロフ) - ぼほほさん» たくさんのコメントありがとうございます〜！！あっくんはきっと一途で真っ直ぐな男の子なのでこんな結末になってごめんの気持ちですがそう言って貰えて嬉しいです！！！！ありがとうございます！！！！！！！ (11月15日 22時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - （続きです）文章の間隔とかが私的に読みやすい間隔でぐんぐん読めました！これからも頑張ってください！ (11月15日 15時) (レス) id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - はじめまして！今まで陰ながら応援していました。『実らない恋』お疲れ様です。最高でした…。敦くんとの夢小説は初めて読みましたが、ハマってしまいました………HALさんの一途な敦くん完全に惚れました😭（長くて入らないので次行きます） (11月15日 15時) (レス) @page49 id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年10月17日 4時
