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それからほんの数週間が経った頃、私はとある予想を確信に帰るために病院へ来ていた。


『……は、はい。そう…ですか。』


やはりババン!突きつけられては何の感情が先行するということも無くただドキドキとほっとした感じと、敦に伝えなきゃって気持ちが溢れた。

それに健康診断のついでだったからさらにだね。



帰ったら大事な話がある、という連絡を敦に入れてから車に乗り込んだ。

これからはもっと忙しくなるのかな、定期検診とかあるって言うしね。それに、いっぱいお金だってかかるはずだ、稼げるうちにもっと稼いで、オーナーにお願いして内勤を増やしてもらおう。そうしよう。



『………でも、大丈夫かなぁ』


敦に限ってそんなことが無いのは分かってはいる。

けれど、やっぱり少なからず相手側への不安は考えてしまうものだ。


『わっ、電話だ……敦から』

車を運転しているので通話はスピーカーにして、ドリンクホルダーにでも置いておこう。


『もしもし?』

"「大事な話って何?」"


そう聞く彼の声は、いつになく真面目なトーンだった。


"「今日健康診断って言ってたよな、どっか悪いとこあった?」"

『んーん、そうじゃないんだけど……帰ってからじゃダメ?
ちゃんと目見て話したいのに』

"「俺仕事早めに切り上げさせて貰ったから、今から帰るよ」"

『私も今帰ってるよ、どっかで拾おうか?』

"「いやいいよ、最短ルートで帰る」"


焦りと恐怖感と、何の話なのかを言わない私に対してのほんの少しの苛立ちが声からにじみでていた。

それでも優しいところは変わらなかった。


『ちょっと飛ばしますか……!』


アクセルをいつもより力強く踏み込んで、1分、1秒でも早く彼に会えるように家へと帰った。



ガチャ

『ただいま、敦の方が早かったね』


家の扉を開けると、玄関に立ち塞がる敦の姿があった。
声色は優しいままだけど、目付きやその態度は少し怒りを感じて、昔の彼のようだと思ったり。


千堂「ん、待ってた。で話って何?」

『顔、怖いよ。』

千堂「変なこと言わないよな……」


『うーん、変っちゃ変かもしれない。じゃん、陽性でした』


病院でもきちんとした検査をしてもらって、その結果用紙を彼にも見せた。

よくよく見た後、目を白黒させた。とにかく、驚いてるんだなってことは分かる。


千堂「え、まって、これアレだよな、つまり……」

『そう、お腹に赤ちゃんがいますよ〜ってこと』

千堂「……マジ?」

『うん、1か月半だって』


ようやく状況を噛み砕いたのか、へなへなと膝から崩れ落ちていった。


千堂「俺、今世界で1番幸せだ」

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(プロフ) - ぼほほさん» たくさんのコメントありがとうございます〜!!あっくんはきっと一途で真っ直ぐな男の子なのでこんな結末になってごめんの気持ちですがそう言って貰えて嬉しいです!!!!ありがとうございます!!!!!!! (11月15日 22時) (レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - (続きです)文章の間隔とかが私的に読みやすい間隔でぐんぐん読めました!これからも頑張ってください! (11月15日 15時) (レス) id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - はじめまして!今まで陰ながら応援していました。『実らない恋』お疲れ様です。最高でした…。敦くんとの夢小説は初めて読みましたが、ハマってしまいました………HALさんの一途な敦くん完全に惚れました😭(長くて入らないので次行きます) (11月15日 15時) (レス) @page49 id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2023年10月17日 4時

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