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案の定。
『うわ酒臭ッ!?!』
松野「お、Aにヒナちゃん!」
千堂「なんでいんの〜?」
日向「ちょっとニオイ強烈だね〜……」
乾「お、花垣たちヨメが迎えに来てるぞ」
花垣「ひ、ヒヒヒ…ヒナさんっ!?」
日向「いいなー、ヒナも一緒にお酒飲みたかった!」
『敦、帰るよ』
千堂「ん」
いつもだったら気にするくせに、酔いが回っている時は甘えたになるのだ。
可愛いからいんだけどね、でもやっぱりまだちょっと恥ずかしかったりする。
千堂「ちゅうしよ、A」
『うわやめてやめて、お酒臭すぎるし、私運転するんだからっ!』
千堂「つれねぇなあ……」
ムスッとした敦を放って、久しぶりに会えたみんなと軽く談笑してから武道と敦を引っ張って車の中に突っ込む。
後部座席に2人を乗せたら私と日向は運転席と助手席にそれぞれ座ってシートベルトを締めた。
『いやぁ、迎え来て良かったかも。久しぶりにみんな揃ってるとこ見れちゃったな』
日向「そうだね。
マイキーくんは海外でお仕事してるらしいから居なかったけど、次はマイキーくんもいたらもっと楽しくなる!」
『……うん、そうだね。』
何となく察せてしまうからこそ、敢えて私はそちら側には踏み込まないように。ずっと考えていた。
『日向の家ここら辺だっけ?あれ、もちっと向こう右折?』
日向「うん、次の角右だよ。
タケミチくんそのまま連れて帰っちゃうね、心配だし」
『そうした方がいいかもね……って、寝てる。』
少し騒がしかったかな?と思ってミラーから後ろを見れば、2人は肩を寄せあって眠っていた。
こんなところまで仲良しなのが羨ましくなっちゃうぐらいだ。
『じゃあ、気をつけてね。ホントに上まで行かなくて大丈夫!?』
日向「うん、平気!ヒナ力持ちだし、それにタケミチくんもそろそろ起きるから!」
『ならいっか、じゃあまたね!
次は4人でどっか遠出とかできたらいいね、楽しみ!』
日向「えー!それすっごくいい!
4人で遠出、行こうね!ヒナも行きたいところ考えとく!」
日向は肩にタケミチを背負っていたからなるべく早く会話を終わらせて、私は車の中に戻る。
寄りかかっていたタケミチを退かしクッションを枕にして、横にさせたのに全く起きる気配が無かった。
どうせ今日は定休日だと言うことで、ちょっと遠回りをして海の見えるルートを使って帰ることにした。
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晴(プロフ) - ぼほほさん» たくさんのコメントありがとうございます〜!!あっくんはきっと一途で真っ直ぐな男の子なのでこんな結末になってごめんの気持ちですがそう言って貰えて嬉しいです!!!!ありがとうございます!!!!!!! (11月15日 22時) (レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - (続きです)文章の間隔とかが私的に読みやすい間隔でぐんぐん読めました!これからも頑張ってください! (11月15日 15時) (レス) id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - はじめまして!今まで陰ながら応援していました。『実らない恋』お疲れ様です。最高でした…。敦くんとの夢小説は初めて読みましたが、ハマってしまいました………HALさんの一途な敦くん完全に惚れました😭(長くて入らないので次行きます) (11月15日 15時) (レス) @page49 id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2023年10月17日 4時