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「……おい、何時まで資料を睨んでるんだ。」


『え、あ…!ゴメンなさい降ります!!』

いつの間にか目的地に到着していたようで、オーナー+怒られる。

治安の悪い街、車に乗っている途中にちらりと見えた路地裏では、明らかに堅気ではないような人間がちらほらいた。

見すぎだ、と怒られたあと彼らは梵天という組織に属している人たちだということを教えてもらった。




『えっと、今日の内容は……ここに新規開拓ですか?』

柴「あぁ、そのつもりだ。」

『の割には、結構廃れて……』

柴「言うな」


実際に足を運ぶと、構想段階とはまた違った現在の環境を知ることが出来る。

この地域は、梵天の息が掛かった人間が数多くいる。


だからこそ、敢えて新規事業を参入させこれ以上治安を悪化させないようにするのが狙いだとか、なんとか。詳しい部分はよく分からない。


柴「あぁ、そうだな。確かにそうして………」

『…………』

柴「もう少しコスト削減は出来ないのか。」

『……あ、こちらとか少し安い素材にできるのでは?』

「確かに、そうですね。それならかなりのコスト削減になりますね」

『おぉ、数字にすると一気にハッキリ……』


柴「うむ……悪くは、無いな。
それで決まりだ、ではまた今度部下をこちらに向かわせよう。」


交渉が成立した、ということらしい。

帰りにまた高そうなスーツを着た男と目が合ったような、そんな気がしたのだけれどきっとそれは気のせいだったはずだ。

あんな鮮やかなパープルのスリーピースのスーツを着た人なんて、絶対に普通の人じゃないということはわかっていた。



出来れば、これから先の人生で危ない人とは関わらないようにしたいなって改めて思ったり。



柴「置いていくぞ」

『あ、待ってください今乗ります!!!!』



運転手はいるものの、広めの車で足も広々伸ばすことが出来る。


オーナーは足を組んで、なんとも色気のある姿だ。

彼については女性の噂をほとんど聞かないから、結婚する気があるのかと思ったり。

これを言うとね、オーナーには睨まれるんだけどね。



『あ、メール。』

柴「旦那か?」

『んや、これは別の……ただの友人です』


久しぶりに、日向からの連絡だった。

中々時間も取れなかったけれど、日向の仕事も落ち着くからお茶でもしないかというお誘いだ。



『次の出勤日はいつですか!』

柴「特にやることもねえからな、来週あたりか?
来週に地方の視察に行く予定だ。」

『かしこまりました!!!』

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(プロフ) - ぼほほさん» たくさんのコメントありがとうございます〜!!あっくんはきっと一途で真っ直ぐな男の子なのでこんな結末になってごめんの気持ちですがそう言って貰えて嬉しいです!!!!ありがとうございます!!!!!!! (11月15日 22時) (レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - (続きです)文章の間隔とかが私的に読みやすい間隔でぐんぐん読めました!これからも頑張ってください! (11月15日 15時) (レス) id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)
ぼほほ(プロフ) - はじめまして!今まで陰ながら応援していました。『実らない恋』お疲れ様です。最高でした…。敦くんとの夢小説は初めて読みましたが、ハマってしまいました………HALさんの一途な敦くん完全に惚れました😭(長くて入らないので次行きます) (11月15日 15時) (レス) @page49 id: 8104d71460 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2023年10月17日 4時

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