検索窓
今日:20 hit、昨日:19 hit、合計:40,211 hit

124 ページ34

『あっくんの話はなに?』


今すぐにでも修二くんに電話をかけたりして落ち着かせて欲しいぐらい怖い。

だって7対1よ?
そんなの、天竺のあの人たちだってそんなことしないわ。待てよ……?あれ、してたわな。


あっくんやタクヤ、千冬はまだ大丈夫なんだけどね、日向、マコト、山岸の私を見る目が敵を見る目なんだ。

武道は、まだ判断しかねる様子かな。



千堂「昨日、Aが言ってた"半間と稀咲と手を組んでる"って話を聞きたいんだ。」

『……手を組んでたのは、本当。』


そんなことを言う私に、武道の見る目つきが一気に変わる。

『けど、半分ウソ』

松野「は?え、それは、どういうこと?」



『私ね、好きな人がいるの。凄く凄く好きな人。
……昔っからだいすきなんだ。』

日向「……ヒナたちは、そういう事を聞きに来たんじゃないよ。」

『まーまー、順を追って話すから聞いてよ。まだお昼じゃん。』

時間なら、あるじゃん。

『まず、修二くんと知り合ったことについて、話すね。

私は夏前、6月ぐらい。
みんなが喧嘩賭博とか言って毎日ボロボロになってるのが嫌で、マイキーくんに直談判しました。

それからキヨマサくんに恨まれ、8月のお祭りで刺された。
その時に、私を救けてくれたのが修二くん。』

みんな驚いていた。

千堂「俺と、別れたあと……アイツが見つけてくれたのか、Aのこと。」

『そうだよ。

病院で目が覚めた私は、刺されたショックで記憶を失ってた。そして彼に守ってもらう、という約束で芭琉覇羅に入った。』

花垣「……そんな、ことが。」

『けどそんなとき、芭琉覇羅に圭介くんが入ってきた。

今こうやって思い返してみると、圭介くんは圭介くんなりに私の記憶を取り戻そうとして、千冬や武道と会わせてくれたりしてた。』

松野「……」

『でも、結局私の記憶が全部戻ったのは、ハロウィンの日に起こった抗争。圭介くんが死ぬ間際だった。』


そう、それで彼に告白をされたんだっけ。最近お墓参り行ってないな、行かなきゃ。


『ハロウィンの大きな抗争が終わってやっと色んなことが落ち着き始めたとき、今度は武道が柴大寿に目を付けられた。』

私がそう告げると、武道はほんの少しだけ肩を揺らした。

『柴大寿に何故か気に入られた私は、彼と直接会った。

そして、黒龍に入らないか、と提案された。
その条件は私の身の安全と私の友人を傷付けない、ということ。

私は、その条件ならと喜んで柴大寿の下についた。』

花垣「な、んだよ……それ」

『あっくんが気付いたんだから、心当たり無いわけじゃないよね?』

125→←123



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (100 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
324人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆり(プロフ) - とりあえず、半間夢にしたいならそう書かないと詐欺になって通報されちゃうので気をつけた方が良いかと…もし何か夢主に考えがあるとしても、軽くでも前置きしとかないとすぐに通報しちゃう人もいるので気をつけてくださいね。長々と偉そうに失礼致しました。 (10月25日 0時) (レス) id: c94ec56f23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - これのどこがあっくん夢なんですか?どう見ても半間夢なんですが…しかも夢主、ころっころチーム変えすぎて感情移入出来ないどころかイライラしてきます…前半かなり面白かっただけに今更の半間夢にショックデカい… (10月25日 0時) (レス) id: c94ec56f23 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:HAL | 作成日時:2023年6月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。