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さっきも見た、何だこれ。


『稀咲、くん………?』

真っ白な雪によく映える赤、紅、緋。

何か、車かな。ぶつかったんだろうか、息もしていない。



『きさきくん、死なないでよ……ねぇ、』

フラフラ、足取りが覚束無い。

それもそうだろう、だって私は、人が死ぬところを見るのなんて初めてだから。

『………なんで、何でよぉ』


ここは道路だ、彼にぶつかったと思われる車はもう既に見えない。この場には稀咲くんしかいない。何でこんな所で、ひとり寂しく息を引き取らなきゃいけないんだ


『ねえ、日向のこと、好きなんじゃないの……?

告白…まだしてないんでしょ?死んじゃダメだよ、きさきくんっ』


何に縋ってるのかなんて、実はもう分かってた。

自分と同じ気持ちを心のどこかに持ってて、それを分かち合う人が居なくなることは私にとって、凄く辛くて悲しいことだから。


半間「A、ちゃん?」

『きさきくん、息してないの…どうしよう。』

半間「…………」


ユラユラと、でも確かに真っ直ぐ稀咲くんの方へ向かってきて、私のことを抱きしめてくれた。さっきあったことは、まるで夢の中で起きたことみたいだ。

本当に、夢の中だったらいいのに。


『…………ど、して、なんで皆が死ななきゃいけないのっ、分かんないッ!!!』

「うん、そうだな。」

『修二くん、修二くんは居なくならないよね、もう、私どうしたらいいのか分かんないの。ほんとに、全部だよ。』


私から抱きつくと、彼はいつもの様に私のことを支えて、背中に手を回してくれる。

顔は、見ないようにした。







「派手に逝ったなぁ。」

そうつぶやく声が震えてたから。








『…………帰ろう、修二くん。
もうすぐ夜が明けるよ』

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ゆり(プロフ) - とりあえず、半間夢にしたいならそう書かないと詐欺になって通報されちゃうので気をつけた方が良いかと…もし何か夢主に考えがあるとしても、軽くでも前置きしとかないとすぐに通報しちゃう人もいるので気をつけてくださいね。長々と偉そうに失礼致しました。 (10月25日 0時) (レス) id: c94ec56f23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - これのどこがあっくん夢なんですか?どう見ても半間夢なんですが…しかも夢主、ころっころチーム変えすぎて感情移入出来ないどころかイライラしてきます…前半かなり面白かっただけに今更の半間夢にショックデカい… (10月25日 0時) (レス) id: c94ec56f23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2023年6月20日 23時

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