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さっきまでは武道が頑張ってたという。

ずっとずっと一人で、イザナさんの打撃を受けて、千冬が止めても武道は諦めなかった。

『……なんで、』

撃たれた、誰が?



音がした方に目をやる隙もなく、修二くんがどこかに向かって駆け出した。あれは、バイク?


半間「ゲーーーット!!!」


みんな、慌てた様子だった。

騒ぎの中心を探せば、血溜まりが2つ。それは鶴蝶くんとイザナさんのもので。


気が動転していたからかなんなのか、私はそっちの方へ意識が全くと言っていいほど向いてなかった。


千堂「A、大丈夫か?って、首アザできてる。」

『私は、大丈夫。助けてくれてありがとうね』

千堂「良いんだよ、間に合わなくてごめんな」


「おーいっ、2人とも!」

千堂「千冬!!……あれから、どうなった?」


松野「どうなったも何も、黒川イザナと鶴蝶が稀咲に撃たれたんだ。デッケエ銃声聞こえたろ?!」

千堂「あ、あぁ。」

松野「とにかく、警察来る前に逃げんぞ。
ここは天竺の奴らが収めてくれるって話だ。」


『ねえ、修二くんと稀咲くんは?』


松野「……アイツらは、逃げたよ。」

千堂「逃げた?」

松野「あぁ、でも今ドラケンくんと相棒が追ってるハズだ。大丈夫。」



『………行かなきゃ、』


ふと、何故かこうするのが良いと頭に降ってきたんだ。

なんで行こうと思ったのか分からないし、言葉で説明できる道理はないと思う。


千堂「っ、!?何言ってんだよ!
オマエ、今半間に殺されそうになったんだぞ!?!?」


あっくんと千冬の怒号が飛んでくる、けどあっくんの怒りっぷりに千冬は少し熱が覚めているようだ。

『でもっ、行くの!!!!離して!!!』

千堂「ぜってえ行かせねえ!!!」

『東卍は、天竺の敵でしょ?!
私は、稀咲くんと修二くんと手を組んだからっ、だから行かなきゃいけないの!!!!離して!』


これを言ってしまったら、もう彼らとの関係修復はできないと思った。

でも、それでも、1番辛い時に私のことをやさしく包み込んでくれたのは確かに修二くんだったし、少しでも好きな人に振り向いてもらいたいという同じ目的を持った稀咲くんだから、ここで私は引きたくなかった。


だってここで2人に甘えてしまったら、私は私のことがもっと嫌いになるから。



『っ!!!』

私の言葉に驚きあっくんが私の腕を掴む手を離した隙に、私は思いっきり駆け出した。

右も左も分からない、ただ彼らを見つけるために走った。









そして、やっと見つけた。

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ゆり(プロフ) - とりあえず、半間夢にしたいならそう書かないと詐欺になって通報されちゃうので気をつけた方が良いかと…もし何か夢主に考えがあるとしても、軽くでも前置きしとかないとすぐに通報しちゃう人もいるので気をつけてくださいね。長々と偉そうに失礼致しました。 (10月25日 0時) (レス) id: c94ec56f23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - これのどこがあっくん夢なんですか?どう見ても半間夢なんですが…しかも夢主、ころっころチーム変えすぎて感情移入出来ないどころかイライラしてきます…前半かなり面白かっただけに今更の半間夢にショックデカい… (10月25日 0時) (レス) id: c94ec56f23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2023年6月20日 23時

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