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翌日、私は久しぶりに痛む腰に気付かないふりをしてオシャレをしていた。


普段はしないメイクも今日はしっかりフルメイクをした。

そして、髪の毛は修二くんに結ってもらった。




『誰かわかんない?』

「うん、チョー美人」



『そう?うれしい!』


今日は稀咲くんに会いに横浜の方まで足を運ぶ。
というのも、なんか総長さんに顔だけ見せるらしい。

一瞬誰か分からなくなるぐらい可愛くして貰っちゃった、流石はオシャレさんだよ。




『じゃあねぇ、今日はこのカッコで出かけようかな。』

「特服で外出んの?」

『……上着る!
ほら、ロングコート着たらそんな目立たなくない?』

「おー、いいな。似合う。」

『じゃあこれで出かけよ。』



コーディネートを完成させ、修二くんと共に家を出る。

こんなとこお隣さんに見られたらどう言い訳しようか。




……にしても、武道と隣の家なのに1回も修二くんについての話されてないのってもしかして凄いんじゃない?


そんな事は置いといて、修二くんのバイクの後ろに乗せてもらう。そういえば初めてだ。



『修二くんのバイク乗るの初めてだね』

「確かに、安全運転すっか」

『うん…怖いし、そうして。』

「ちゃんと捕まってろよ」

『はーい』


同じような服を着てバイクの2人乗り。
私は危ないからとヘルメットを付けさせられてるけど、修二くんはしてない。

うーん、やっぱり色々危ない。


「Aチャン、もう着くぜ」

『……』


こんな風の中でヘルメット越しに声が届くとも思わない。

返事をする代わりに、彼に抱きつく力を少し強めた。


『ありがと、運転お疲れさま』

「いーや、こんぐらいはするよ。」


目的地へ到着してから、私は修二くんの後ろに隠れるようにして前へ進んだ。

通された先には同じ特攻服を着た人が数人いて、なんだか怖くて。

『怖いから、掴んでてもいい?』

「いーよ」

修二くんの服の裾を掴み、怖さに知らないフリをした。


「へぇ、キミが三輪A?」

『ん……は、はいっ』


銀髪で少し肌が黒い、とても整った顔の人。

この人が、天竺の総長である"黒川イザナ"と言うらしい。


「ふぅん、そっか!」


笑顔で、迎えてくれた…のか?
ヨロシクとは言って貰えたから、まあ安心ぐらいはしていいと思うんだけど…


「なぁ、その子いくつ?俺めっちゃタイプ」


『いま、中2です』


「……竜胆、手出したら犯罪かな?」

「俺らも未成年だしセーフだろ」



三つ編みの…恐らく男性と青いメッシュの入った2人。

仲良しだけど、この2人だけ特攻服が黒だ。

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ゆり(プロフ) - とりあえず、半間夢にしたいならそう書かないと詐欺になって通報されちゃうので気をつけた方が良いかと…もし何か夢主に考えがあるとしても、軽くでも前置きしとかないとすぐに通報しちゃう人もいるので気をつけてくださいね。長々と偉そうに失礼致しました。 (10月25日 0時) (レス) id: c94ec56f23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - これのどこがあっくん夢なんですか?どう見ても半間夢なんですが…しかも夢主、ころっころチーム変えすぎて感情移入出来ないどころかイライラしてきます…前半かなり面白かっただけに今更の半間夢にショックデカい… (10月25日 0時) (レス) id: c94ec56f23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2023年6月20日 23時

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