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その年の世界大会、湊浩一率いる日本代表は沢北栄治の怪我による離脱がありながらも決勝トーナメントに進出を決めた。
しかしメダルまではとどかず、結果はベスト8まであともうひと息だった。
沢北栄治の怪我は、日本だけでなくバスケ界全体のニュースとなり各地を飛び回った
何も出来ない私が、無力に感じて。
三井「沢北、お前ンな早く動き始めたら治るもんも治んねえよ！！！松葉杖は！！！」
沢北「痛くねえもん。」
口をとがらせている栄治、随分とまあ仲良くなったようで。
どっちにしろシーズンは絶望的だった。だから療養中は日本で過ごすことになり、同じ怪我の経験者である三井さんがサポートを買ってでたのだ。ホントどういう理由なんだろ
三井「俺はそれで悪化した。
ホントに、悪いことは言わねえよ沢北。お前がまた前見てえにバスケがしてえなら、ちゃんと膝あっためて日常生活に合わせたリハビリをしろ。」
沢北「ちぇっ。」
「おーおー、大分大人しくなったでねか？」
「どうせ顔見せたら騒がしいピニョン」
「沢北〜具合どうだ？土産持ってきたぞ」
沢北「えっ！
河田さん、深津さん、それに松本さん！！！！！来てくれたんスか！！！」
深津「ホラ」
沢北「最近見舞い来てくれる人も減ってたんでめっちゃくちゃ嬉しいっす、お土産なんですか！」
松本「お前の好きな雑誌、特集組まれてたから買ってきた」
沢北「うおおおっ、アザっす！！！松本さん！」
高校時代の先輩の来訪に、栄治は分かりやすく機嫌を良くした。
お約束のように、病院内ではお静かに。と言われ私を残してみんなは解散していった。
『ね、エージ』
沢北「ん？」
『私は、エージの力になれてる？』
沢北「何言ってんだよ、当たり前だろ？
Aはさ、自分が思ってるより俺の大事な大事な存在なんだから。隣に居てくれるだけで助かってるんだ。」
『………そうだといーな。』
沢北「最近はどう、三井となんかあった？」
突拍子もなくまた変な話題を、あんなに恨んでいたのに今ではすっかり兄弟みたいになっちゃって。
『えっ、なんでいきなり。』
沢北「いや、アイツがモタモタしてんなら俺が独り占めするまでだし」
『とりあえず、今週末ディナーに誘われてるけど……って邪魔しないでよ？』
沢北「ん？ジャマ？さぁどーだろうな！」
口にしたが最後、追いかけ回されるのを分かっていながらつい聞かれたから答えてしまった。
当日はバレないように家を出るようにしよう、うん。そうしよう。
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シルビア★姉貴 - 同じく第2シリーズの64話【小暮】ではなくて【木暮】です。 (1時間前) (
レス) id: 71ed2dd613 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - 初コメ失礼します。第2シリーズ51話は【高宮】になってますけど…【高砂】です。ちなみに…【高宮】は桜木軍団のぽっちゃりパンチパーマグラサンです(笑) (1時間前) (レス) @page20 id: 71ed2dd613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年6月2日 21時
