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『たっだいまーーー！』
色々あったせいなのか、家に帰ると色々気が抜けて一気に酒が回ってしまった。
頭はグルグルしてだんだん気持ち悪くなってきて、直ぐに便座を抱き抱えてしまった。三井さんいなくて良かった。
「おお、帰ったのか……大丈夫か？」
『いや、気持ち悪くて……』
「今日は三井とディナーだろ、そんな安い酒を飲まされたわけでも無いだろうに。」
『え、なに、父さん知ってたの』
「まあな。」
トイレの扉を開け放ち、便器の中に向かって話しかける娘に嫌な顔ひとつせず背中を摩ってくれた。
「そんなになるってことは、よほど緊張でもしたか？」
『う"ん"』
「えづくと辛いんだから話はラクになったらでいいよ、化粧してるから風呂までは頑張れよ」
『うーー』
なんとなく落ち着いてから父から話を聞いた。
予め今日私をディナーに誘うこと、そして今日また告白をすること、結婚を前提にした付き合いの申し出をすること。
お店のアドバイスもしたって言っていたし、父さん御用達のお店だったみたい。
『なんだ、全部知ってたの。』
「父としては当然だな。」
『む。』
でも、意外だった。
昔はあんなにボコボコに殴りつけた相手と、そんな話をするようになったなんて。
「アイツは面白いやつだよ。
殴られるの分かってて変なこと言うし、もう来るなと言っても何回だって来ると引かないし、挙句に道端で土下座されるしな！」
大口を開けて笑っている、そういえば三井寿というのは"諦めない男"だったような。
なるほど、彼の粘り強さが父さんに勝ったのか。
「一生かけて幸せにすると言っていた。
初めてそれを聞いた時、こいつはどうせ口だけだと思っていた。どの口が言う？と。」
初めて聞いたのは多分、高校の頃。アメリカへ行く直前だろう。
「だがな、何回も何回も足を運んで少しでも時間があると分かると俺に会いに来て、お前を幸せにするから、絶対に偽りはやないからと言うんだ。それが3年ぐらい続いた。」
『3年も！？』
「まあ、俺だってその気持ちが分からない訳でもなかったからな。
そこまで言うのなら、と店のセッティングを手伝ってやったんだ。」
『父さんもすっかり仲良しじゃん。』
『(昔っから三井さんの周りって不思議と人が集まってくるなと思ってたけど、それって本当は三井さんの頑張りとかの色々があったからなのかな)』
「まあ、今日は寝なさい。明日は栄治のリハビリを手伝うんだろ？」
『ん、そーだった！おやすみ！！』
不思議と、今日はぐっすり眠れた。
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シルビア★姉貴 - 晴さん» 💦💦（わざとじゃない事だけは分かって下さい…😣😣😖😖） (7時間前) (
レス) @page26 id: 71ed2dd613 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - 晴さん» ごめんなさい…💦💦🙏🙏🙇🙇🥺🥺 (7時間前) (レス) id: 71ed2dd613 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - シルビア★姉貴さん» 誤字への指摘は有難いですが、幾つも送られると困ります。直したら非表示にさせて頂きます (7時間前) (レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年6月2日 21時
