54 ページ4
ーーー翌日ーーー
『おはようございます』
朝早くから体育館へ集合、今日からトーナメントを勝ち進んできたうちの4校から2校へと絞る決勝リーグが始まる。
流川「はよ、ございます…」
『おはよ、よく眠れた?』
流川「はい」
ガッ
宮城「おいAテメェ、海南行くなんて聞いてねえぞコラ。」
『お陰様で、たくさんの良いものをゲットした。
から、離せリョータ』
宮城「聞いてやらァ」
赤木「A、海南で何をやって来たんだ?」
『赤木先輩おはよございます。
えっと昨日は、軽くアップしてからシュート練、守備練、あとゲーム…だったかな?確か。』
小暮「ゲーム?」
『はい、楽しかったですよ?』
三井「まさか湊、入ったのか?」
『ええ、入りましたけど』
みんなして頭抱えてた、何故。
いやまあ、私の事情を知っているからこその反応なのだろうけど、バスケに罪は無いので。
『牧さんがね、やっぱ強かったです。
全力で押してもビクともしないし、スクリーンかけられたんですけどね、全然勝てなかった。
他にも、昨日は私ガードだったんですけどノブナガくんが沢山ボール貰いに来てくれたし神くんはロングシュートが得意みたいなので…私がやる分には問題無かったですね。』
あとやりやすかったのは………
『ん、あとはフォワードの武藤さん。
めちゃめちゃいい位置にいるので助かりました。
まあこれは味方だったら、って話です。
牧さんがあのフィジカル中から切り込んでくるはずですが、そればっかり警戒してると外から神くんがシュート打ちます。
昨日見ただけでも分かりましたが、あのシュートは一朝一夕で身につくものじゃありません。多分三井さんよりも上手いんじゃないかな、て感じでした。』
三井「何だと?」
『だからといってウチが負けるとは思ってないです!
高頭さんに聞いた話、翔陽が出てくるだろうと思っていたみたいなので一切こちらのことは調べられていないようです!
ただウチと海南の間に力の差があるのは一目瞭然、向こうは私が偵察いっても余裕で勝てる、ぐらいに思ってるんでしょう!
……みんなのこと、信じてます。』
彩子「懐かしいわね、昔のAが戻ってきたみたいだわ。」
赤木「フッ、本当だな。
よし、全員揃ったな、それじゃあ行くぞ!!!」
「「「「おう!!!!」」」」
ここから、厳しい戦いが始まる。
152人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:HAL | 作成日時:2023年2月3日 2時