スーパーキレーなパラボラシュート II 【SLAM DUNK】 (ページ13)

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『なに、あれ……』

花道のフリースロー、なんと下からボールを投げようと構えていたのだ。

安西「ほう…」

『どっかで……
(父さんに見せてもらった昔のビデオだったかな、)』

下から投げる方法で2本のフリースローを決めた花道。

観戦している人達は笑っていたが、安西先生をはじめ高頭さんは興味深そうに見ていた。

花道のフリースローから勢いづいた湘北はさらにオフェンスリバウンドをマイボールにする事にできた

彩子「リョータ、いけ……！！！」

『入れっ！！』

リョータの苦手なミドルシュート、とてもいい位置からのシュートだ。私たちは必死に祈っていた。

ﾊﾟｽﾝ________！

『は、…！』

アヤコ「よっしゃ、入った！！！」

残り5分弱で湘北74-78海南

『いけるっ、いけるよアヤコ！！！』

彩子「頑張れ、頑張れっ！」

それから海南は武藤さんに変えてメガネの小柄な選手を入れてきた。

『あれは？』

あの人確か海南行った時にはいなかった、秘密兵器ってとこなのかな……

彩子「あの人、宮益よ。3年生。
牧のようなフィジカルや清田のような運動神経は無いけど、基礎がしっかりし過ぎてる。

前半は彼が花道のマークに付いてから、花道全然動けなくなっちゃって大変だったのよ」

『へぇ、そーなんだ…』

ただそれはもう分かっていること、宮益のマークにはリョータが着いた。

彩子「シューターが2人になるわね、リョータのスタミナが心配だわ。」

『え、あの15番シューターなのっ！？！』

彩子「シュートも良く入るのよ、困っちゃうわね。」

『でも、リョータが15番のマークに付いたから牧さんへのプレスが薄くなる

あー！！！』

彩子「わっ、ビックリした……」

コート内での出来事を見守っていたら、牧さんからパスを受けた信長クンがダンクに行っていた、しかし

「100年早いわ！！！」

ﾄﾞｺﾞｯ !!!!

「すげぇーーっ！」

「ハエたたきだ！」

『っ、』

ダンクに行った信長クンを叩き落とした赤木先輩、惜しくもそのプレーはファールになってしまったが信長クンはプレッシャーからフリースローを外した。

そこからじわじわと点差が縮まり、広がり続けて両チームとも一歩も譲らないままひたすら点を取り合う苦しい時間が続いていた。

残り2分湘北84-88海南