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三井さんに手を離せと言われてからほとんど試合の内容を覚えていない。
どこか遠くへ意識がいっていたみたいだった、試合終了のブザーと共に心が戻ってきた感じ。
試合が終わり結局62-60のスコアで湘北が勝利していた
みんなが決勝リーグへの出場が決まったと騒いでいるなか、私はへたり、とベンチに座り込んだ。
『(考えたく、ない)』
嫌な思い出が蘇ってきて、上手くみんなのように喜べなかった。
それに私はアヤコのようにずっとベンチからみんなを支えていたわけでは無かったし、そう考えてしまうのも無理は無いと思う。
その試合が終わったあと、わたしはどこかずっと上の空だったと言う。
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翌日、いつものようにみんなは体育館へ集まっていた。
練習とはいうものの、昨日の疲れを持ち越さないようにする為のストレッチと特訓という名の自主練だった。
赤木「決勝リーグに進んだとはいえ、初戦から海南と当たる。
皆分かっているだろうが、この先負けることのできる試合なんて一つもない、気合い入れていくぞ！！！！」
「「「おう！！！！」」」
先輩のそんな言葉で今日の全体練習は終わった。
アヤコ「いけないっ、救急箱の中身をそろそろ補充しないといけないわ。
桜木花道、悪いんだけどちょっと一人で特訓しててくれる？」
練習が終わり何人かは帰宅した、そんな時にアヤコの声が体育館に響いた。
桜木「ん？オッケーです！！ドーゾオレのことは気にせず行ってきてください！」
『彩子、救急箱なら私が行ってくるよ。
全部部室にあるでしょ？』
彩子「悪いね、じゃヨロシク！
うん、一応全部部室にまとめて置いてあるから分かると思うわ！探してみても分からなかったら一緒に探すからまた聞きに来て！」
『ん、分かった。』
部室までのんびり歩いていた、途中でジュースを買ったりして。
だってまだ部員が着替えている最中かもしれないしね。
ｺﾝｺﾝ
「入っていいぞ？」
『しつれーします』
はぁ、昨日の試合から少し気まずいんだよな。
三井「どうした、救急箱なんて持って」
『補充しに来たんですよ、みんな何かと怪我が多いし。』
確かにな、なんて笑ってる
『三井さん、具合はどうですか？
脱水症状は長引くと特に危ないので十分に気を付けてくださいね』
三井「あぁ、お陰で具合は良好だ。」
やっぱり、この前から空気が重いなあ
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
