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控え室のドアを軽くノックしてから開く。
ｶﾞﾁｬ
『前半、お疲れさまでした！！！』
扉を開くと一斉に私の方に集まる視線、少し驚いてしまったけれど先ほど晴子ちゃんから預かった伝言をみんなに伝えた。
桜木「AサンAサン！！！
このオレのリバウンド見ましたか！！？！！？」
『見てたよ、チョー盛り上がってたもんね』
桜木「そうでしょうそうでしょう！？
やっと世界が天才桜木の魅力に気付いてグェ！オラテメェ何すんだ流川！！！」
流川「うるせえ、先輩とは俺が話す。」
『仲良くしろ、ふたりとも。』
「「………」」
まだ後ろ手で小突きあってる。
はー、ケンカはダメダメ。この子たちはほっとこ。
私は息を切らして肩で呼吸をしている彼の元に行ってみた。
タオルを被っていてすんごいハアハア言ってるから私がここにいることに気づいてるかすらも分からない。
リョータは安西先生、彩子は小暮先輩、そして赤木先輩と後半戦について話しているようで1人で息を整えている彼に話しかけた。
さっきのことも話したくて。
『お疲れサマです、三井サン』
「……湊か？」
『湊ですよ』
「どーだ、さっきのスリーポイントは
カッコ良かったろ」
『ええ、とっても。』
そのフォームや軌道や流れまでもが完璧で思わず涙が溢れてきてしまったことは秘密だけれど、あんなに痺れるシュートは久しぶりだった。
『前半の調子はどうでした？』
「…悪くない、がスタミナが全然足りないな。
後半終わるまで持たねえ気がする。」
『もっかい気合入れときます…？』
なんてね、と冗談のつもりで言ったのだけれど三井さんはマジメな顔してそうしてくれだなんて言うから少し戸惑ってしまった。
ｷﾞｭ
三井「……！？」
『流石に何回も先輩のこと叩くのは、ムリです。』
三井「……手、あったけえな。」
『三井さんが冷たいんですよ、たぶん。
まだキンチョーしてる？』
三井「してる、のか……？
自分じゃあ分からねえ」
『ダイジョーブ
私の知ってる三井寿はね、ここからがカッコイイんです。
バシバシシュートを打って沢山点数を取ってください。』
手を握って私自身にも言い聞かせるように大丈夫だと言った。
『三井さん、期待してますよ。』
三井「お、おう。任せろ！」
こんな会話もあったらしいがそんな事に気付く余裕はなかった
宮城「アヤちゃん、アレ」
彩子「……A、やるわね。」
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
