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ワーーー!!!
心地の良い騒がしさに囲まれる体育館。
これからウチ、湘北と翔陽の試合が行われる。
バシン !!!!
『っし、流川、いってこい!!』
流川「……ウス」
宮城「アヤちゃん、俺もあれやって」
彩子「くだらないこと言ってないで、行くわよ!」
三井「オレもやってくれ、湊」
『え、先輩叩くの、気が引けるんですけど……』
三井「構わん構わん(笑)」
『わ、分かりました…』
中学の頃から試合前に気合い入れる時はお互いにやってたやつ、三井さんまでやってほしいと言うとは……
バシン !!!!!!!!
三井「 グ………」
『あ、すみません流川と同じぐらいの強さでやっちゃいました』
三井「いや、おかげで気合い十分だ。」
そうして下でみんなを見送ったあと私は上の観客席に向かった。少なからず観客席で見ることの寂しさはあるけへどやっぱりみんなに迷惑を掛けたくないから。
「あーー!アレはもう1人の美人マネ!!!」
「お、Aセンパイ。」
上に登ると、湘北サイドには流川の応援をしている女の子と晴子チャンたち、そして桜木軍団。
『あら、洋平くん。
応援来てくれてたんだ、ありがとう。』
洋平クンは少し考え込みながらも他の3人のことを紹介してくれた。
それぞれ高宮くん、大楠くん、野間くん。
晴子「それよりAさんこっちこっち!
お隣で一緒に見ましょう!!」
『今そっち行くね』
結局私は晴子ちゃんと洋平君に挟まれて試合を観戦することになった。
今日で引退か、決勝トーナメントか。
いまは試合に対してのドキドキが勝っている、このまま今日は何事もなく平穏に過ごせるように祈っていると試合開始を告げるブザーが聞こえた。
晴子「始まったわ!!!」
運命の翔陽戦。
立ち上がり、藤真さんはベンチにいるようだ。
まあ監督も兼ねている人だしそりゃそうか、最初のウチはやっぱりチームとしての地力が強い翔陽の攻撃がハマっていた。
『うーん、中々難しい。』
晴子「Aさん、みんな動きが硬いわ!
どうしてかしら……いつもはもっとリバウンドも取れるしパスだってしっかり通るのに!」
『まあそれは相手の問題もあるけれど。
1番は緊張でしょうね、流川はしっかり動けてるみたいだけど……』
しかしそこでスタメンの目に火がついたように見えた、流川が何か言ったんだろう。
『行け、みんな。』
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……!!! (2023年1月28日 14時) (レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか?間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2023年1月21日 19時