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今度こそ家へ帰ろうとなり、帰り道は彩子と流川、それにリョータに三井さんまでいる。
三井さんは家が同じ方向で、流川と彩子は結構私と家同士が近い。
リョータは、わかんない。
『(そういえば、三井さんさっきからなんだかぎこちない。)』
けれど自分から話しかける勇気は無く、私の隣を意地でも譲らん！といった様子の流川に付きっきり。
流川「先輩、明日はオレと1on1してくれるんですよね」
『元気があればね』
流川「約束してください、オレとも1on1してください。」
『.....がんばる』
今日リョータとやって、思ったより自分が当たり負けしてしまうことがわかった。まあ、私はもうプレイヤーでは無いし、1マネージャーだから何なの？って感じではあるが。
でもやっぱりバスケットをやるならば負けたくないって気持ちは少なからずある訳で、
『んー、フクザツ.....』
彩子「大丈夫かー？」
『バスケットは好き、でもどうにもまだ心が追いつかない。』
彩子は少し心配そうな顔をした。
リョータは、そんな事もある。また明日も明後日もやろうぜ！とか言って、私を慰める。流川はというと、先輩がバスケやらないなら俺の相手はどーなるんですか！なんて言ってる。
このバスケ馬鹿たちめ。
三井「.....？」
ただ一人、事情を話していない三井さんは頭にハテナを浮かべていた気がする。
まあそれもそっか、だから今日1日なんだかぎこちなかったのかな？
私は三井さんの1年後輩とはいえ、三井さんは彼が1年の時に怪我していなくなって、そっから戻ってきたのはついこの間って言ってて丁度私が行かなくなって2週間ぐらい？だったみたいだし。
『そういえば、三井さんのシュート今日一日見させて頂きましたが相変わらずキレーなフォームからキレーなパラボラでしたね。』
宮城「パラボラ？」
『放物線、みたいな。
三井さんのはリョータと違って綺麗なまあるい軌道でしょ？』
三井「.....そんなに真っ直ぐ褒められると、どうにも照れるな。」
恥ずかしそうに頬をかく彼に何となく既視感があった。
けれど、私は中学の時の彼を知っているからだろうと自分の中で納得しきっていた。
彼がどうして2年も幽霊部員になっていたかを知ることは、まだ無かった。
憧れの選手と話をしているのは、どうにも心がザワザワする。
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
