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遡ること、1年前。
「富ヶ丘中出身、アヤコです！！！」
「同じく富ヶ丘中出身、湊Aです...
よ、宜しくお願いします！！」
「今年の1年はマネージャーが一番活きがいいな...」
『こらーー！！もっと脇締める！
そんなんじゃ入るのも入んないぞ！！！』
「う、ウス！！！」
「こぉら！！！声がちいさーーいっ！！！」
「元気なのも良いけど、あんなにダメだしばかりだと段々プレーヤー可哀想になってくるな。」
「アイツは元プレイヤーだ、それにアイツの言っている事は間違いでは無いしな、構わん。
それで辞めるならそこまでだ。」
部活もひと段落し、彩子と共にモップがけを行っていた。
「そーいえばAってバスケ部に気になる人がいるって言ってなかったっけ？」
『あー、うん。
でもいないみたい、辞めちゃったのかな。』
なんて、中学時代から言い続けてきたことについて話してた。
すると今度は先輩が、誰について話しているんだ？と聞いてきて、さすがに隠す理由もないため答えた。
『ミツイさんです、武石中出身の。』
あまり触れていい話題では無かったんだろう、赤木先輩と木暮先輩は少し顔を暗くした。
木暮「三井はな、怪我してるんだ。
.............もう戻って来ないと思うよ。」
『そうなんですか、怪我ならしょうがないですね。』
「何、中学のときあんなに騒いでいた割には思ったよりケロッとしてるわね。」
『まあ、あの人のバスケットが近くで見れるかもって思ってたけど、向こうは私の事なんて全く知らないんだし、ここで喚くのもね、違うから...』
正直なところ、あのミツイさんのプレーを間近で見たかった。
でも怪我ならしょうがない、私もそうやってバスケットを諦めた人たちを今までたくさん見てきたから。
木暮「まあ何にせよ、2人もマネージャーが入ってくれて本当に助かってる。
これからもヨロシクね。」
「『はい！！』」
それが、湊A1年生の夏だった。
それから季節は過ぎ3年生も引退し、湘北高校バスケットボール部は赤木の年となった。
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
