二人なら最強…？ただし相性最高。【ヒロアカ】 (ページ9)

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『ごめーーーんっ！！！お待たせ！』

芦戸「あ！やっときた！！！
間に合ったからよし！疲れは取れた？」

『おかげさまでっ、みんなは？』

葉隠「バンド隊と演出隊は中でセッティング、ウチらは今特にすることないから。

ほらAも行っといで！！！！」

『ほんとごめんっ！！！ありがと、すぐ戻るからっ！！』

いそげいそげ、寝坊、ではないがすごく申し訳ない…！

麗日「あんな急がなくてもまだ時間あるのに、Aちゃんらしい！」

飯田「良かれと思って休んで貰ったがもしかするとそれがあまり良くなかったのかもしれないな……」

尾白「いやでも水沢どっちかの休憩時間にどっちかの練習ってやってたから今回は正解だろ」

色々バタバタして時間は9時59分

予定通り、舞台の幕が上がった。

爆豪「いくぞゴラアアア！！！！」

そんな言葉と共に、爆音が空間を包み込む。

切島「開幕爆発！！！掴みはド派手に！」

耳郎「『よろしくおねがいしまああああっす！！！』」

掴みは完璧だよ、みんな驚いてる。

「おお！」「いいじゃんっ！！！！」

音楽や演出は順調に進み、曲は1番盛り上がるところへ。

爆豪「サビだ！！！ここで全員ぶっ殺せ！！！」

『(ハハッ、相変わらず乱暴！！！だけど、その気持ちでみんな巻き込んでやるっ！！！)』

ダンスをしながらのボーカル、初めての経験だったけどとても楽しくて。

中盤、練習時から足がもつれて苦手な部分がやってくる。

『(ここ、ちょっとステップと歌詞のリズム難しくて苦手っ

うわっ……！？)』

麗日「Aちゃんっ！！！！」

『……っ、ナイスお茶子ちゃん！！！』

彼女の個性のお陰で、躓きそうな場面も演出になり私は観客の方へ向かいながら歌を歌う。

『(空飛ぶってこんな感じなんだ…)』

『♪ 〜〜〜〜』

耳郎「♪ 〜〜〜〜」

「ボーカル2人のハーモニー、クソ綺麗じゃね！？」

「それに飛んでる方の子めっちゃ可愛いよな！！」

「ダンスもキレッキレだったし！！」

『…？』ﾊﾟﾁ

とりあえず目が合った観客には手を振ったりウインク飛ばしたりしてみる。

アイドルになったみたいでとても楽しい。

マイクを持つ腕に身につけているブレスレット。

『ふふ、まるで小さなミラーボールだね』

キラキラ輝くアクセサリーを見て、そんな事を考えていた。

結果は、大成功。