二人なら最強…？ただし相性最高。【ヒロアカ】 (ページ46)

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爆豪「何しに来たか？」

『勝己くん、甘いの好きじゃないんでしょ。』

なんて、冷たい態度をとってしまう。

強がりだ。

爆豪「確かに、甘いモンだけじゃ食わねえ。

...だから自分から食おうとは思わねえ、けど」

あれ、勝己くん肩で息してる

普段はそんなことないのに。

爆豪「俺のために作ってくれたんだろ」

ふわっとやさしい風が通り抜けて、普段からは考えられないようなあったかい声で言う。

『.......甘いもの好きじゃないんだったら早く言ってくれれば勝己くんの好きな物作ったのに、ってちょっと！』

ひょいと私の手から包みを奪い、器用に開け口にいれる

爆豪「.....あめェ」

『ガトーショコラだもん、そりゃ甘いよ』

爆豪「ウマい」

端に寄って、段差になっているところに座り話す。

『甘いの苦手ならそんな無理しないでいいよ...？』

爆豪「好きな女が作ってくれたモン、食いたくない訳ねえだろ」

『なんも知らなくて、勝手に傷ついてごめんね』

爆豪「お前も食えよ、ウマい。」

『むぐ、.......ホントだ、おいしいね』

爆豪「おい、何で今ので泣くんだよっ」

『嬉しくてっ.....

私、みんなに助けられてばっかだからさ.....
情けないし、悔しいし。』

爆豪「それでこそお前だろ。

周りに助けてもらえるっつーのは、良いとこなんじゃねえの」

『.....そうだといいな』

『つかれた、眠くなってきちゃった』

爆豪「お子ちゃまだもんな、泣き疲れか？」

『誰のせいだと、』

爆豪「どうしたら許してくれんだよ」

『名前呼んでよ。私のこと、好きって言って』

そしたらね、バカで単純な私はとても幸せになるから

爆豪「それだけでいいのか？」

『うん、いいよ』

何だか恥ずかしそうにそっぽを向いてた。

知ってるよ、本当は名前呼んでくれないのだって恥ずかしいからなんだって。

爆豪「あー、.....A。」

『なあに、勝己くん』

爆豪「.......好きだ、お前が思ってるより、ずっと好きで、大切にしたい。

なのにいつもひでェことばっか言って傷付けて、泣かせて

Aはいつも笑顔で、綺麗なまま俺と一緒に居てくれんのに、俺はなんも返せてねぇ

今日だって、周りに言われるまで全然気付かなかった。
連絡だってくれたのに、俺があんな態度とっちまったから。

.....その、ごめん。」