二人なら最強…？ただし相性最高。【ヒロアカ】 (ページ45)

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『さいっあく.....体中の水分持ってかれた。くそぉ〜』

とりあえず水分を取り込まなきゃとやってきた自販機。

『みず、...これでいっか』

ｶﾞｺﾝ

「あ、あの.....」

『？』

「水沢さんですよね、！」

『そう、ですけど....？』

知らない男子に話しかけられた。

話を聞いていると、文化祭を見て私のことを知ってくれていたらしい。

「これ、俺の個性で撮ったやつです、良かったら貰ってください」

と、手渡されたのは私が浮遊しながらウインクを飛ばしているタイミングの写真

『ど、どうしてこれを...』

あの時は楽しんでたといえ今思い返すと恥ずかしい

「俺の個性、見たものを現像できるんです。

文化祭のときの水沢さんがとても綺麗で、本当に素敵でした！！！」

『ありがとうございます...？』

「それ、って...」

私が手に持っている小さな包みを見て指をさす。

『これは、...えっと』

「バレンタインですよね？！
良かったら、俺にくれませんか！ソレ！！」

おっと、この人意外とグイグイ来るタイプだぞ。

『それは、出来ないです...ごめんなさい』

「どうしてですか？
俺は写真あげたんだしいいじゃないですか、お菓子の一つぐらい。」

『それならお写真はお返ししますね、これはあげられないので。

用事、それだけでしたら失礼します。』

ｶﾞｼ

『や、離して...ください』

「何でですか？
そんぐらいくれたっていいじゃないですか。」

この人、しつこい。

あげないって言ってるのに

「そいつぁ、出来ねえな。」

後ろからドスのきいた声が聞こえてきた。

今1番会いたくて、1番会いたくなかった人だ。

爆豪「その女は俺のだ。

んで、そいつが持ってるソレは料理の苦手なコイツが、俺のために一生懸命作った菓子なんだよ。
テメェごときが口に出来ると思うな、死ねやクソモブが」

「な、なんで、爆豪が...」

『私、勝己くんとお付き合いしてます。

貴方の気持ちには応えられないし、いま勝己くんが言ってくれた通り、これは彼のために作ったんです。

だから、ごめんなさい。』

勝己くんが私の手を掴む目の前の彼の手を睨むと漸く手を離してくれた

爆豪「悪ぃなァ、コイツは俺のことが大好きなんだわ。

.......邪魔すんな」

なんて、脅しなんじゃないかと思うほど怖い雰囲気を纏って男子を追い払った。あー、悪い顔。

『な、何しに来たの。』

私のバレンタインは、ここから始まる