二人なら最強…？ただし相性最高。【ヒロアカ】 (ページ31)

今日:13 hit、昨日:91 hit、合計:79,909 hit

128 ページ31

爆豪くんに謝ろうと、急いで出てきた。

切島くんと話している声が少しだけ聞こえてきて、

切島「いや、出す。
水沢はお前の彼女である前に、俺らのクラスメイトだ。

それに今は個性だって消えてて体だって…！！！」

『(やっぱ、無個性は個性持ち(彼ら)にとっては役立たずで、どこまでいっても守られる側なんだ。)』

同じクラスなのに。

しかし、そんな考えは爆豪くんの言葉で吹っ飛んだ

爆豪「あ"？クラスメイトだから、だろうが。

無個性だからなんだ？
アイツはそれでもずっと強えんだよ、そもそも初期値が違えだろ。

俺より先に聞いてたのかもしれねえが、それがアイツの為だと思って言ってんなら俺の前から消えろ。」

「俺はアイツが俺と対等だとずっと思ってっから殴り返しただけだ。」

ただ、嬉しかった。

爆豪くんはまだ私のことを対等に見てくれていることも、対等だからこそ他の個性持ち(クラスメイト)と同じように扱ってくれたことも、全部。

『…』ｽﾞｽﾞ

それから切島くんは爆豪くんの言葉に納得したようで、寮へ戻って行った。

「おら、ンなとこいたら寒いだろ」

いざ！と腹を括ったとき、爆豪くんがしゃがんでいた私の目の前に現れた。

『げ、』

爆豪「おい。げ、ってなんだよ。」

『……謝りに来たの』

爆豪「あ？何で。」

『爆豪くん、私の一番大切な人なのに隠してたし、全然爆豪くんの気持ち考えられてなかった。』

爆豪「いや、謝んのは俺の方だ。

お前も色々考えてたんだろうし、俺はそれを全然考えられてなかった。
個性失くなったって聞いて色々考えらんなくなっちまって、また、俺のせいだって。」

『え"、なっ！？！泣いてるっ！？！？！

ちがうよ、爆豪くんのせいじゃないから！泣かないでよ、私まで泣いちゃうじゃんか…！！』

爆豪「泣いてねえよ、目ェ腐ってんじゃねえの」

『私ね、爆豪くんのこと守れて嬉しかったんだよ？

ごめんじゃなくて、ありがとうって言って欲しいなぁ』

爆豪「……」

『ねえそこは言うとこじゃん！？はっ、クシュン！！』

『うぁ、ダメだ、寒いっ…！！』

爆豪「こっち向け、」

『えっ、ん？！？！』

えっと、今、何された……？

爆豪「クリスマスプレゼント、いつもありがとな。」

『な、…ななっ！な！』

爆豪「俺も、お前ンことちゃんと好きなんだよ。

庇ってくれてありがとう……」