二人なら最強…？ただし相性最高。【ヒロアカ】 (ページ4)

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爆豪くんと一緒に帰宅していたときのこと。

「ヒーロー科のA組ライブやるんだって"俺たちのために"

いい気なもんだよ、振り回してる張本人なのに。」

『…ん？』

少し離れたところから、普通科の生徒のそんな声が聞こえてきた。

爆豪「ほっとけ、行くぞ」

『で、でも……』

爆豪「食いてえモンあんだろ」

『そーだった！！！
新しくできた駅前のクレープ屋さん、美味しいって評判らしいよ？』

爆豪「そっか……」

『どしたの、元気ない？』

放課後デートという、私にとっての一大イベント

さっきはあんな言葉に少しカチンときてしまったが切り替えよう。

爆豪「んや、別に。行こうぜ」

2人で並んで歩く。

駅まで向かう道でもさりげなく車道側を歩いてくれたり、危ない自転車とか来たら肩寄せてくれたり

めちゃくちゃ舌打ちしてたけど。

爆豪「危ねぇなクソが！！」

『爆豪くん口悪いよ

あ！あそこのお店だよ、爆豪くん！！！』

爆豪「わかったわかった……って、はしゃぎすぎだろ」

『いやぁ、こういうの憧れてたから嬉しくて…！

並ぼ、爆豪くんどれ食べる？』

爆豪「お前は？」

『私？
んー、どうしよっかな…

いちごブラウニーいいな。あ、バナナチョコアイスもおいしそう。レアチーズ大福？ってやつも気になるしミックスフルーツもいいね。』

爆豪「2つまで絞れよ、そしたら俺がそれ食うから」

『ほ、ホントっ！？！？
えっ、じゃあとりあえずいちごと、もうひとつは…しらたまあんこ！！！！』

爆豪「候補ン中からじゃねえのな？」

『ちょっとあんこの誘惑に勝てなくて…』

早速注文を済ませて2人で待つ。

『あ〜たのしみっ。
爆豪くんなんかごめんね、』

爆豪「あ？何でだよ」

『食べたいのあったんじゃないの？』

爆豪「いや、俺は特に」

『え、更にごめんじゃん』

爆豪「お前が食いたいもん食えばいいだろ？」

『何それ、……イケメンかよぉ…』

ぐわっと心臓掴まれた、これだからイケメンは……！！！

『おっ、おいしい！！！』

『生地はモチモチしてるし、生クリームは甘すぎずもったりしなくてフルーツはみずみずしくて、最高……』

爆豪「おーおー、これも食えよ」

こっちにクレープを差し出してきた。

有難くいただく。

『うっ、わぁ、あんこ最高…』

爆豪「生クリームついてんぞ、アホ」

『わっ、ごめ……ありがと、』

はぁ、やっぱりドキドキ止まんないな

ｶｼｬ