二人なら最強…？ただし相性最高。【ヒロアカ】 (ページ23)

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その日は、他愛もない話をしながら夜は更けていった。

そして私はエンデヴァーさんに言われたことを思いだしていた

"エンデヴァー「周りのやつには伝えていないと言ったな、緊急時の事を考えるとそれは賢明な判断だとはお世辞にも言えない。

お前にも色々あるのだろう、だが、その緊急の事が起こる前に自分から言うべきだ。

爆豪と言う少年のことは少ししか見ていないからまだ分からないことの方が多いが、それを隠されることを好むタイプではないという事はスグに分かったからな」"

『………言わなきゃ、いけないんだ。』

『大丈夫、なにも怖いことなんてないよ。

1年A組(みんな)は、とてもあったかいんだから』

布団の中で自分に言い聞かせるように呟き、目を閉じた。

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その週の休日、寮には雪が積もった。

みんなわいわい騒いでて楽しそうで、わたしもつい笑顔

今日は爆豪くんと焦凍くん、仮免補講の最終日らしい。

なにも問題なく補講が終わって試験に通れば仮免ゲットできるんだって。

『早く会いたいねぇ』

なんて、夜部屋でのんびりしていたら、爆豪くんからの連絡が届いた。

爆豪くん受かったぞ

だって

絵文字もなんもない簡潔な文章がまた爆豪くんらしくて嬉しくて。

わたしホント!?!?
おめでとう!今日はお祝いしなきゃね〜!

爆豪くん祝うほどの事じゃねえ。
スグ帰っから中で待ってろ。

『ふふ、爆豪くんらしい』

ラウンジに行くと、まだみんないるようだった。

2人の帰りを待ってるらしい

『爆豪くん、仮免受かったって！』

緑谷「あっ！轟くんからも来た！」

そんな報せにドッとまた湧く室内。

早く会いたいなぁ。

轟「戻ったぞ」

「おかえりーーーっ！！！遅かったね？」

轟「あぁ、ヴィラン捕まえてた」

「「早速！？！？」」

『おかえり！
今日はちゃんと中で待ってたよ』

爆豪「おう、そりゃ偉い偉い。」

『ちょっと！私犬とかじゃないんだけど！』

切島「バクゴー！！！お前もやっとか〜〜！」

「これで晴れてA組全員、仮免候補だな！！！」

この日からまた、新たな運命の歯車は絡み合い、まわりはじめていた。