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エンデヴァー「何故だ」
インターン辞退の提案に、首を傾げた。
『え、だって、個性のないヒーローなんて使いもんにならないじゃないですか……。
それにあのときのインターンにいた子と、先生しか知らないんです、個性がなくなったの。』
エンデヴァー「お前は、」
一瞬口を開いたと思えば閉ざし、何か考える素振りを見せてまた口を開いた。
エンデヴァー「個性の有無でお前を評価している訳では無い。
お前はウチに必要なんだ、その提案は断らせてもらうぞ。
それに、個性が消滅したからと言ってもう一生元に戻らないわけでは無いんだろう？
インターンまでに個性が戻らなかったら、身体機能の強化を行いながら事務メインで活動していけばいい。
ヒーローの形なんてそれぞれだ。」
まさか、あのエンデヴァーさんからそんな事を言って貰えるなんて。
『それなら私、次もインターンきて良いんですかね』
エンデヴァー「あぁ、もちろん。
事務所の奴はみんなお前のことを待っているぞ」
『っ、はい。ありがとうございます！！！！』
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寮に戻ると、ラウンジにはA組のみんなだけではなくB組の面々も
「あれェ！？
特待生で入学した割に体育祭でロクな出番もなく今日の訓練にも不参加だった優等生さんが今頃お帰りかなァ？？？」
『誰、』
爆豪「離れろクソが」
『ん、爆豪くんただいま』
爆豪「今日はどこ行ってやがった！！！！」
芦戸「ねー今日のバクゴーまじかヤバかったんだよ！？！？
見せてあげたかった〜〜〜！！」
「本当だよあの爆豪が自ら仲間を庇い身を呈していたんだぜ？？！」
『あぁ、見たよみんなの。
相澤先生に送って貰ってたし、はいこれみんなにおみやげ。
A組の分しか用意ないけど2枚入りだから、良かったら1枚ずつ食べてね』
麗日「おせんべい！おいしそ〜〜〜！！！」
八百万「それでは今緑茶を淹れてきますわね！！！」
『相変わらず慌ただしいなあ(笑)』
耳郎「アンタあんまり人のこと言えないけどね」
『そ？』
爆豪「おい、無視すんな。どこ行ってた」
『ごめん、いた、エンデヴァーさんのとこ。
あの日からちょっと話したいこといくつかあって相澤先生に行ってこいって言われたから行ってきた』
爆豪「そういうことは言えよクソが！！」
『ごめんって。にしても爆豪くんの動きめちゃめちゃ良かったね』
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作者名：HAL | 作成日時：2022年9月13日 3時
