二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ50)

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耳郎「なんか今、銃声みたいな音聞こえなかった？」

葉隠「そー？全然聞こえてないけど、」

峰田「あーあ、抱きついちゃって、イチャイチャしてんなぁ今日も！！！クソ！！」

蛙水「いいえ、何だか様子がおかしいわ」

ラウンジの中から外を見ていた梅雨ちゃんのその言葉で寮から出る者、目をこらしてみる者、様々だった。

切島「なんか、アレ。やばくね？」

外には緊迫した表情の轟、驚愕している爆豪、そして抱き締めているのかと思ったらだんだんと力が抜けて地面に倒れ込む水沢がいた。

麗日「Aちゃんっ！！！！」

飯田「せっ、先生を呼んでくる！！！」

切島「水沢っ！！」

『切島、くん…そんなに慌ててどしたの？』

瀬呂「おいおいそりゃねえよ、今倒れたじゃねえか！」

上鳴「爆豪、お前はしっかりしろ！！！おい聞いてんのか！」

相澤「水沢、どうしたんだ」

轟「撃ったのは、テメェか。」

緑谷「水沢さん、それ、……って。」

『……ふぅ、ちょっと力抜けちゃったや。

立てるし、大丈夫。筋弛緩剤だったのかな、ﾊﾊ

みんな出てきてもらっちゃってなんだかごめんね？
相澤先生、私ソイツに覚えがあるので少しお時間下さい。』

そして、

『爆豪くん。』

爆豪「……」

『いきなりビックリさせちゃってごめんね？
私は大丈夫、仮免補講行って疲れてるとこに色々驚かせちゃったよね。

私は何ともないからさ、ゆっくり休んでよ。』

爆豪「ホントに、何ともねえか」

『うん、もちろん！
それに私、爆豪くんに隠し事通じたことないんだから、ね？

ホラ早く寝な！』

そうしてみんなを寮に戻し、相澤先生と2人きりになる。

『その男は、死穢八斎會の名簿で見たことがあります。』

『そして恐らく私が撃たれたのは、先日ニュースにもなっていた重要な証拠品の一つでしょう。』

『みんなの気配を、感じられなくなった。』

相澤「っ！！！」

『まあ、爆豪くんを狙っていたようなので、彼を守れて何よりです。』

相澤「とりあえず、リカバリーガールの所へ。」

緑谷「(あれはミリオ先輩が撃たれたものと同じ奴だ、だとしたら水沢さんは……。
でもあの顔、きっとかっちゃんには言うなって事なんだよね。)」

『(緑谷くん、信じてるからね)』