二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ46)

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死穢八斎會の大体の人の顔と名前、それに判明している個性は頭に叩き込んだ。

いきなり異形のヴィランが出てきたときはビックリしたけどリューキュウさんが引き受けてくれるとのことで、私たちは中へ突撃する。

私はと言うと、名前も知らないような下っ端の組員を捉え警察に引き渡すため、バブルガールと共に本隊から離脱した。

『とても、嫌な予感がします。』

それからは能力を持っているヴィランたちから警察の方々を守るようにして戦っていた。

次から次へと、ハエのように湧いてくるそいつらにだんだん嫌気がさす。

バブルガール「っ、数が多すぎる！！」

『ざっと数えて、30〜60ぐらいかしらねえ』

パトカーの上に立ちその数を見る、思っていたより多いんだ。

『これって、殺しちゃあダメなんでしたっけ？』

バブルガール「出来ることなら逮捕よ。」

『……そっか、じゃあやり方変えます。

バブルガールは体をバブルで纏って、警察の人たちは少し離れてて下さい』

イメージが大事、そう。そんな感じ

見えるよ、みんなの体の中にある水分が……

こんなに大勢に向かってやるのは初めてだから、なんか緊張しちゃうなあ

『っし、……思い切り、下がるとこまでいけっ！！！』

ぐわっと空を掴むような感覚で、下に腕をさげる。

必殺技を考えてる中で、やっぱり広域に使えるのがいいと思っていた編み出したもの。

下っ端組員やヴィランたちはバタバタと倒れていく、ほとんどは急激な血圧の変化になんて慣れていないだろうから倒れていくんだけど問題は大きいやつ。

リューキュウやお茶子ちゃん、梅雨ちゃん、それに波動さんが相手をしているからそんなに手こずらないはずなのだが、彼女たちには何か考えがあるみたい。

『後の奴らはこっちで仕留めましょう、大丈夫です、

私こう見えて、結構強いんですよ？』

バブルガール「貴方、一体なにして……！」

『みんなの血圧を急激に下げました、立ってられるやつもフラフラでしょうから私たち2人、それに警察の方の力を借りれば余程強力な個性じゃない限り抑えられます！！！』

そうしてみんなの協力もあり、一通り死穢八斎會の組員たちは捉えられた。

そしてそんなとき、この住宅街には似合うはずもないような大きな怪物が地下から姿を表した。